空宙博ボランティア・グループの3月度月例会が行われました。
1月、2月が緊急事態宣言で中止になりましたので3カ月ぶり、今年初めての月例会です。
1. 博物館からの連絡事項
・12月~2月の状況:入館者数は緊急事態宣言の影響もあり、前年比40%前後に落ち込んだ状況。
・2/1まで企画展「おかえり!はやぶさ2」を開催、関連の講演会はリモートで実施されました。
・今月のイベント: 3/20から 企画展「ユーリ・ガガーリン物語」を開催します。同企画展では講演会を充実させています。
2. ボランティア「会則」及び「活動の手引き」の見直しについて
・年度末の定期見直しで、会則は一部を見直しをします。
3. 前月度の活動報告
・展示機維持活動
12/12(土) US-1A、YS-11 の点検/水抜き/機内換気を実施。
YS-11 は左舷側の乗降ドア/非常口ともにロック機構が完全に固着し、開閉不能の状態。
浸透性潤滑油を塗布して様子見。 固着の原因を調査、解除方法を検討中。
・「そらはく煤払い」:12/24(木)に「飛燕」「飛鳥」、25(金)「きぼう」の煤払いを実施した。
ボランティア活動のPR目的としては、あまり注目されず不発だったのが残念。
・1月~2月中は緊急事態宣言のため、集団活動は控えました。
4. ボランティアご意見箱(館側との協議結果を発表)
・乙式一型偵察機レプリカの見せ方について
・T-3初等練習機の周囲のベンチに柵がされて使えないので、使えるようにしては?
・「そらはく煤払い」のやり方を考え直して欲しい
・A2ゾーン中二階の図書コーナー「岐阜清流文庫」についての意見
・屋内展示場のYS-11の解説パネルに誤植あり、修正を要望
・宇宙コーナー ISSの情報HPへのリンク先(バーコード)が古く、リンク切れになっている
等々
5. 展示機説明
今月の展示機説明は、KHR-1実験ヘリコプターを取り上げる・・・予定でしたが、説明資料を見直したくなったので、次回へ延期にしました。

【KHR-1の説明は、次回月例会に延期ですスミマセン】
代わりに、1996年~2003年までの当館の広報ビデオ、ボランティア活動紹介(修復工房の作業の様子など)のビデオを鑑賞しました。
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次回のボランティア月例会は、年次総会を兼ねて4月3日(土) 10:00~の予定です。
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午後は、YS-11の胴体左舷側の乗降ドアのロック固着対応を行いました。
ロック機構部分の確認をするため、ドアのヒンジアームを一旦取外ししました。
ドアとヒンジアームの接続を外してしまうと、ドアが外に脱落する危険があるので慎重に・・・

【ドアとヒンジアームとを接続しているボルトを取り外しています】

【ヒンジアームの裏側にアクセスできるようになりました】
前回確認しきれなかったドアのロック機構を作動させるギヤ(ラック&ピニオン)に噛み込みや引っ掛かりは、認められませんでした。
何が固着の原因なのやら??
これまでヒンジアームに遮られて手が届かなかった、ロックを動かすラック&ピニオンやトルク・チューブのユニバーサル・ジョイント部などにも浸透性潤滑油をたっぷり塗布してみました。
潤滑油を塗布して10分ほどおいてから、ロック解除レバーを操作してみたところ・・・
ロックが解除できました! やったー!
以前のように、片手でスムーズに解除レバーを動かすことができるようになりました。
ドアを損傷させることなく復旧も完了です。 流石~、空宙博のボランティアさんらってば優秀(笑)
これでYS-11機内公開の再開が見えてきました。
残るは、左舷後方非常ドアの異様に操作力が必要になってしまっている開閉レバーです。
また来週にチャレンジしようと思います。
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