「飛鳥」のタイヤ回し
今日は当博物館の目玉展示機であるSTOL実験機「飛鳥」のタイヤ回しを行いました。
当博物館の屋内展示機は「機体をできるだけ自然に近い姿で見せられるように」という理由から、タイヤで自立している機体が多いのが特徴ですが、
そのままにしているとタイヤが変形してしまうので、それを防ぐ目的で月に一度くらい機体をジャッキアップしてタイヤを回す(接地点を変える)という作業を行います。
# ちなみに、実用機の場合は3日に一度はタイヤ回しをするそうです。
「飛鳥」は計10個もタイヤがあるので、タイヤ回しも大変。
全部のタイヤ回しをするのに、1時間半かかってしまいました。
【専用のジャッキで「飛鳥」の前脚をジャッキアップ中】
今日は「飛鳥」の他に、T-2超音速ジェット練習機とT-33A改ジェット練習機のタイヤ回しも実施。
参加されたボランティアの皆さん、ご苦労様でした。
なお、「自然のままに」と頑張ってタイヤで自立してきた当博物館の展示機も、さすがにタイヤの経年劣化が心配になってきたので、他の多くの展示施設と同じように、台座による機体保持に移行していくことが検討され始めています。
タイヤで自立している姿を見られるのも、永くはないかも??
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