2010年9月度 ボランティア・グループ月例会とKAT-1のタイヤパンク修理
1.博物館ボランティア・グループ9月度月例会
博物館ボランティア・グループの9月度月例会が行われました。
今月の議題は・・・
1) 博物館からの連絡事項
・9/11~ 博物館南側駐車場にてポップサーカス開催される。
(テントが張られていました~)
【博物館の南駐車場にポップサーカスのテント現る。 9/11から開催とのこと】
・10/10 水ロケット祭開催
・11/3 航空100周年記念行事 エントランスでパネル展開催予定
・8/29の中日新聞に当館のサルムソン2A2関連の記事が掲載された。
・YURI-I人力ヘリコプターのローターブレード復旧作業の予定など。
2) 先月の活動報告
・展示機状況報告
屋内/屋外展示機ともに蜘蛛の巣が多くなっている感じ。
YS-11の機内部品(特にプラスチック系)の劣化による破損が多くなってきた。
屋外展示機(YS-11、US-1A、P-2J)の汚れが目立つようになってきたので
水洗いを計画したい。
政府専用機座席の汚れ・破損の状況報告 など。
3) ディスカッション
・OH-6の尾翼の形について
・サルムソン2A2の速度計って、どんなものだった?
など。
4)展示機説明 「サーブ・サフィール91B改・X1G高揚力研究機(復習編)」
今月はサフィール91B改・X1Gの復習編(前回は2008年1月でした)。
X1Gは昭和30年代にスウェーデンのサーブ社が製造した
サフィール91B練習機をベースにして、日本で改造・製作された高揚力研究機です。
展示機中、あまり目立たない飛行機ですが、かかみがはら航空宇宙科学博物館の
展示テーマである、戦後日本の航空技術開発史の一番最初に位置する、
極めて重要な飛行機で、「戦後国産機のルーツを探ると、この機体に行き着く」とまで
言われる機体です。
・フルスパン・フラップ、2重隙間フラップ、スポイラーによるロール制御の研究
・境界層制御技術(BLC)の研究
など、様々な高揚力装置の実験が本機を用いて行われ、その実験成果が
その後の国産機開発に生かされていったのでした。
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次回のボランティア月例会は、10月2日(土) 10:00~の予定です。
2.KAT-1のタイヤパンク修理
6月19日に行われたYURI-I人力ヘリコプターのローターブレード取り外し作業の際の
機体移動時にパンクしてしまった、KAT-1練習機のタイヤのパンク修理を行いました。
【KAT-1練習機のタイヤパンク修理のため、タイヤを取り外します】
タイヤは左右主脚ともパンクしてしまっていますが、今日は右タイヤのみ修理実施。
ゴムが経年劣化してしまっているので、根本的にはタイヤ交換するべきなのですが、
KAT-1の主タイヤは特殊なサイズのタイヤなため、そうもいかん。
来月にはYURI-Iのローターブレード取付復旧が計画されており、それまでに機体移動が
可能な状態にしておかねばなりませんっ!
・・・まぁ、既に実用機ではなく、飛ぶ必要はないので、応急的ではありますが、
パンク修理で凌ぐことにしたという具合。
タイヤを取り外し、分解調査したところ、幸いにもパンク修理でなんとかなりそうな
状態でした。 ホッ。
【タイヤチューブのパンク箇所を応急修理・・・大きな穴があいていました】
【タイヤを取り付け、復旧です。】
来週、左側のタイヤの取り外し点検をおこなう予定です。
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