2010年10月度 ボランティア・グループ月例会とゴージャッキの試行
1.博物館ボランティア・グループ10月度月例会
博物館ボランティア・グループの10月度月例会が行われました。
今月の議題は・・・
1) 博物館からの連絡事項
秋になってイベント開催が目白押し。 ご支援よろしくお願いします。
・10/10 水ロケット祭
・10/13~12/26 航空100周年パネル展示(エントランスホールにて)
11/3の記念講演会も含め、各務原市広報誌10/1号にて告知されました。
・10/24 岐阜基地航空祭:今年は博物館側からのシャトルバス運行は無いそうです。
【館内に掲示された岐阜基地航空祭ポスター (10/3追加)】
などなど。
2) 先月の活動報告
・展示機状況報告
KAT-1のタイヤパンク調査結果の報告、T-3の整備状況、XOH-1モックアップの
ネジ脱落、YS-11の状況など。
3) ディスカッション
・F-104Jのピトー静圧孔はどこにある?
・航空自衛隊浜松広報館にて展示機部品の盗難事件発生(犯人は逮捕された)。
当博物館でも注意を呼びかけ。
4)展示機説明 「富士T-1A/Bジェット練習機(復習編)」
今月はT-1の復習編。
当博物館には、T-1は#801(記念すべき試作1号機で収蔵庫にて分解保管)と
#810(各務原ご当地T-1で屋内実機展示場に展示)の2機があります。
前回は2006年12月で、#810号機の博物館搬入前(搬入は2007年1月)の予習編という
位置付けでした。
現在保管中のT-1・801号機は、T-1の試作1号機であるとともに、戦後に日本人が
初めて設計/製造したジェット機の第一号機でもあるという、日本航空史の記念碑的な
機体です。
【収蔵庫内のT-1 #801号機(4年前に撮影した写真です)】
T-1 #801号機は常設展示ではないので通常は見学できませんが、
特に希望される場合は博物館に事前に申し入れをしておけば見学は可能です。
注:対応できる職員orボランティアの方がいるときに限ります。
T-1 #810号機は2007年に新たに展示機として加わった比較的新しい機体ですが、
何気に航空自衛隊機で一番永く現役にあった機体(46年間)でもあります。
【こちらはT-1 #810号機。 地元の飛行開発実験団専用機ともいえるT-1でした】
岐阜基地の飛行開発実験団にて色々な実験に使用されてきた文字通り
”ご当地T-1”であり、現役当時から各務原の博物館に絶対欲しい1機だったので、
貸与が決まった時はとても嬉しかったです(^_^)
説明では、T-1に絡めて戦後の国産ジェット機開発の話や、各号機の経歴、
特徴などについて解説をしました。
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次回のボランティア月例会は、11月6日(土) 10:00~の予定です。
2.ゴージャッキの試行
イベントや館内の点検、清掃などで屋内展示機を移動(頻繁にはありませんが)
させるのは、機体の旋回半径の制約があったりするので結構大変なのですが、
展示機の移動作業を容易にするツールとして”ゴージャッキ”を導入することになり、
ボランティアの皆さんと一緒にそれの試行をしました。
(もともと自動車を狭いガレージ内などで自在に移動させるための道具なのですが)
【”ゴージャッキ”をKAT-1で試してみました】
【タイヤを抱えて持ち上げるというものなのですが~】
自動車用なので耐荷重が500kgであり、ジェット機には使えませんが、
単発プロペラ機には十分使えます。 こいつを使えば機体のカニ移動も可能!
こりゃあいい!これはいいですぜ!! (^_^) もっと早くに用意してもらうんだった(笑)
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