2011年10月度 ボランティア・グループ月例会とUS-1A 等
1.博物館ボランティア・グループ10月度月例会
博物館ボランティア・グループの10月度月例会が行われました。
今月の議題は・・・
1) 博物館からの連絡事項
・各務原市の広報誌に開館15周年の記事が載りました。
・10月10日に博物館開館15周年記念イベントである水ロケット大会開催。
JAXA宇宙科学研究所の久保田孝教授よる「はやぶさ」をテーマした講演会も
予定されています。(詳細は博物館公式ホームページを参照ください)
・今年の岐阜基地航空祭は11月27日開催予定。 前日及び当日の博物館側の
対応については、現時点では決まっていないとのこと。
2) 先月の活動報告
・展示機状況報告
T-3の説明ボード製作の報告。
屋外展示機(P-2J、YS-11、KV-107II)の点検及び雨漏れ状況など。
KV-107IIのスポンソン・タンクのクリア塗装が剥がれてきている。
YS-11の客室床に敷いたマットがズレていることが多い。 開放の都度位置直しを
お願いしたい。
3) ディスカッション
・ボランティア・グループの緊急連絡網について。
・秋のUS-1A機内特別見学(11月6日(日)実施予定)の支援依頼。
・岐阜基地航空祭に向けて、屋外展示機の水洗いを実施したい。
・今年度は収蔵庫公開はやらないの? → 今年度は予定なし。
4)展示機説明 「富士FA200/航技研FA200改 STOL実験機(復習編)」
今月の展示機説明は「富士FA200/航技研FA200改 STOL実験機」の復習。
(前回説明したのは2008年2月でした)
屋内実機展示場にあるFA200・JA3263は、
航空宇宙技術研究所の短距離離着陸(STOL)実験機として造られた機体です。
本機は「境界層吸込み式」によるSTOL実験が行われており、そのために
通常型のFA200から主翼が大きく改造されています。
特徴的なのは、フラップとエルロン(フラップの機能も兼ねる”フラッペロン”
に改修されていて、フラップと一緒に下がります)の前縁部分に設けられた、
失速を遅らせるために乱れた境界層を吸い込む5万個もの小さな孔。
【FA-200改のフラップとエルロン前縁に設けられた境界層吸い込み孔】
本機の実験によって得られた成果が、その後の本格的STOL実験機「飛鳥」に
生かされたのでした。
ちなみに、かかみがはら航空宇宙科学博物館には、FA200がもう2機あって、
3階の体験搭乗用のJA3483と、幼児用の玩具と化した機体(胴体のみ)があります。
【3階のテーマハウスにある体験搭乗用のFA-200・JA3483】
【お子ちゃまに人気?の幼児用FA-200(の胴体)】
~~~~~~~
次回のボランティア月例会は、11月5日(土) 10:00~の予定です。
2.US-1Aの点検
屋外展示機US-1A救難飛行艇の機内換気と点検を行いました。
大雨つづきだったので機内への雨漏れが心配されていましたが、梅雨入り前に
ドレン配管の点検など徹底して行ってた成果?か、
床板を開けたらすご~い水溜りが・・・ということはなく、一安心。
しかしながら、機首レドーム内の雨漏れは相変わらずで、水溜りから強烈な異臭を
放っておりました。 (X_X)
【久々にUS-1Aの機内を点検中】
余裕があったら、YS-11のエンジン清掃なんかもやろうと思っていたのですが、
今日はボランティア活動は午前中までというメンバーが多くて実行断念。
また日を改めてやりましょう。
| 固定リンク
コメント