2012年11月度ボランティア・グループ月例会 他
1. 博物館ボランティア・グループ11月度月例会
博物館ボランティア・グループの11月度月例会が行われました。
1) 博物館からの連絡事項
・屋外展示機YS-11の再塗装作業進行中。 来週末には完了の予定です。
・YS-11再塗装の完成披露を兼ねて、機体の寄贈元であるANAグループと共催し
記念イベントを11月10日(土)に行う予定です。(後述)
・明日4日のUS-1A機内特別公開の調整。
・収蔵庫公開11月18日(日) 11:00~12:00、13:30~15:30
【明日4日はUS-1Aの機内特別公開です。YS-11の再塗装も進んでいます。】
2) 先月の活動報告
・YS-11初飛行50周年記念パネル展 及び 記念講演会の準備等の支援を実施。
・展示機状況報告
F-104J見学ステップの保護柵の固定ボルトが緩んでズリ下がっていたので修正、
P-2Jのプロペラ・ブレード・カフスのマーキング再現完了、
P-2J後部胴体内に雨水溜り発見/水抜きを実施、
収蔵庫公開に向けた整理/清掃の実施 等
3) ディスカッション
・YS-11の操縦席など、普段公開していない展示物の写真を撮りたいとの
来館者要望があった場合はどうする?
-> 基本的にはNGで、当然ながら操縦席に座らせて欲しい等という場合はお断りする
べきだが、撮影程度であれば知識のある職員やボランティアが立ち会いできる場合は
可能な範囲で対応してあげるべきではないかと思う。
もっとも事前に連絡をもらっていれば対応しやすいが、アポ無し突発の依頼は難しい。
ケース・バイ・ケースの対応になると思う。
・収蔵庫公開の実施要領についての調整。
・US-1A機内特別公開での見学者特別プレゼントは数が少ないので、くじ引きにする。
・ウェルカム・ハウスの神風号展示についての提案
4) 展示機説明 「BK117ヘリコプター」
今月の展示機説明は、地元各務原で生産されているBK117ヘリコプターです。
報道ヘリや救難、ドクターヘリなど幅広く活躍していて、テレビで目にすることも多い
ヘリコプターですね。
川崎重工と独MBB社(メッサーシュミット・ベルコウ・ブローム、現ユーロコプター・ドイツ社)
との国際共同開発機であるBK117ヘリコプター。
その開発の歴史やバリエーションのほか、当博物館の展示機について解説しました。
【展示のBK117の1機、構造強度試験02号機を展示用に改造したもの】
【もう1機はBK117P5と呼ばれた、赤い色の次世代飛行制御システム実験機。
実はBK117の原型試作機で日本で初飛行した第1号機という貴重な機体】
“BK117”の名称の由来って知ってます??
“B”はMBB(Messerschmitt-Bölkow-Blohm) 社のB(BölkowのB)
“K”は川崎重工(Kawasaki)のK
“117”は、開発当時にMBB社が自社のBO105ヘリコプターのファミリー機として
計画していたBO107の“107”を付けようとしたのですが、
107では川崎重工が生産していたKV-107ヘリコプターと混同するからという理由で、
“117”になったんだそうです。
次回のボランティア月例会は、12月8日(土) 10:00~の予定です。
2. US-1A機内特別公開の準備
機内の点検と換気を行いました。
3. 収蔵庫の整理 及び 収蔵機の清掃
収蔵庫内の清掃と収蔵機T-1 #801号機などの清掃作業を行いました。
【T-1 #801号機のキャノピーを拭き掃除。 本機は戦後国産ジェット機の
第1号機という歴史的に極めて貴重な機体のため、清掃にも気を使います】
【こちらはEMBRAER170のフラップ。 今度の収蔵庫展示で一般初公開か?】
(ボランティア坂本さん撮影)
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YS-11再塗装の完成を記念として、ANAグループと共催する特別イベントは
下記の内容になるそうです。
内容:
・完成式典 10:30 ~
・航空教室(小学生対象、申込みが必要です)
パイロットやキャビンアテンダント、整備士による「空の仕事」の紹介。
11:00~12:00 と 13:30~14:30 の2回開催、1回あたり定員50名
かかみがはら航空宇宙科学博物館まで電話かメールで申込みください。
※ イベントの参加には入館料が必要とのことです。
各務原市公式WEBのイベント告知のページ
http://www.city.kakamigahara.lg.jp/new_topics/20121102142731.html

【現在、再塗装作業が行われているYS-11】
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