双発戦闘機「屠龍」展の対応
昨日と今日とは、館内特設会場で開催中の
-各務原の航空史-双発戦闘機「屠龍」展の対応をしました。
展示されている「屠龍」の実機部品が少なくて、少々寂しいネという声があり、
どうしたものかしらん、と考えていたところ、
零戦計器板の忠実な復元で有名な中村泰三さんのご厚意で、
コレクションの「屠龍」の部品を貸していただけることになりました!
中村さん、ありがとうございます!
・・・そんな具合で、中村コレクションの「屠龍」実機部品の追加展示作業を
行いました。
【これは先週までの展示ケースの状態です】
展示ケース内の配置を見直して、お借りした部品類を並べました。
また、展示部品が「屠龍」の機体のどの部分のものなのか分かりやすくするため、
「屠龍」の取扱説明書の付図を使って簡単な説明ボード(「これがそれ」みたいな)を
作成して、部品と一緒にケース内に配置しました。
【「屠龍」実機部品が増えた、今日の展示ケースです。
なんか、見栄えもグッとよくなったような気がします。】
【追加展示となった部品。 エンジン・ナセル側面の点検パネルや
燃料タンクの一部、主翼桁の一部などです。】
燃料タンクの破片は、防弾目的でタンク表面に貼られたゴムがきれいに
残っている大変貴重なものです。
【展示ケースの左半分には、エンジン関係の部品や計器を並べました】
それから、
「屠龍」の主任設計者の故・土井 武夫さんが、自身の双発機の設計について語った
「双発機の設計」講演記録映像の上映の第2回目が行われたのでその対応。
会場で常時上映している映像にも、土井武夫さんの講演時のものが使われていますが、
それは約1時間半にも及んだ講演を編集して6分程度にまとめた簡易版なのでした。
完全版は長すぎるし、そもそもが航空技術者向けの講演だったために内容が専門的で
一般見学者には難解ということもあって、平日は短く編集したものを流しているのですが、
全部が見たいというリクエストも多く、特別に完全版を上映する機会を設けたわけです。
次回の土井武夫さんの「双発機の設計」講演記録映像(完全版)の上映は、
「屠龍」展最終日の4月7日(日)です。
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来週24日(日)午後は、かかみがはらシティマラソンの開催に伴い、
博物館周辺の道路の交通規制があります。 来館される際には十分ご注意ください。
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