1. 博物館ボランティア・グループ9月度月例会
博物館ボランティア・グループの9月度月例会が行われました。

今月の議題は・・・
1) 博物館からの連絡事項
・夏休み期間中、特にお盆休みのご支援ありがとうございました。
・8月末の新聞紙上で博物館リニューアル構想が話題に。
岐阜県も当地域でのシンボル施設として注目されてきています。
市側の基本構想検討委員会も今月末に開催予定。
ボランティア・グループからも2名が委員として参加。
・今月のイベント:各務原市の発明工夫展が今年から当博物館にて
実施されます。 9月13、14日の2日間。
2) 先月の活動報告
・展示機状況報告
屋外展示機の機内点検実施、P-2J雨漏れ箇所の確認と対処が必要。
US-1A及びP-2Jのエンジン・インテーク・カバー製作・取付け完了。
キ102襲撃機のプロペラ・ブレードの展示完了、
ウェルカム・ハウス展示模型の修理 ・・・等々
3) ディスカッション
・ボランティア帽子が古くなってきており、新たに作りたい。
・屋外展示機の下に置いてある、強風時のタイ・ダウン時に使う
古タイヤが見苦しいという意見あり。
・US-1救難飛行艇初飛行40周年イベントを11月開催予定。
準備等のボランティア支援は必要?
・2017年に各務原飛行場が開設100周年を迎える。
まだ先の話だが、博物館としてイベントは?
4)展示機説明 「日大/伊藤忠N-62軽飛行機」
今月の展示機説明はN-62です。
【「飛鳥」の右主翼下に展示されているN-62です】
軽飛行機といえば、アメリカのセスナ社のものなどが有名ですが、
N-62は、1960年代に伊藤忠航空整備の技術スタッフと日本大学工学部の
学生達が設計・製作した、国産の軽飛行機です。
わずが200mで離着陸が可能という短距離離着陸性能をウリにしていました。
ところが、当時は航空機部品を製造する国内メーカーが少なく、装備品の大部分を
外国製部品に頼らざるを得なかったために、生産コスト面で外国機に勝てず、
試作1機と量産1ロット5機が作られただけで生産中止になってしまった、
悲劇の国産機でもあります。
当博物館に展示のJA3251は、量産型の第1号機です。
N-62は他に仙台のジャムコ仙台整備工場に試作1号機が現存していましたが、
東日本大震災で被災し残念ながら処分されてしまったため、
各務原の展示機が唯一の現存機となっています。
本機は1998年に山梨県の日本航空学園で飛行可能な状態まで修復され、
同年11月11日に博物館のお隣の航空自衛隊岐阜基地まで飛行、
そのまま当博物館に搬入されました。
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次回のボランティア月例会は、10月4日(土) 10:00~の予定です。
2.展示機維持活動・P-2J対潜哨戒機の水洗い
暑さも若干和らいできましたので、屋外展示機の水洗いに着手です。
まずは全体的に白っぽくなってきているP-2Jから始めることにしました。
今日は垂直尾翼と後部胴体を中心に水洗いしました。

【P-2Jの垂直尾翼を水洗い中です。】

【後部胴体を水洗い中】

【水洗い後の垂直尾翼。大分見た目よくなりました。】
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