2014年10月度ボランティア・グループ月例会 他
1. 博物館ボランティア・グループ10月度月例会
博物館ボランティア・グループの10月度月例会が行われました。
今月の議題は・・・
1) 博物館からの連絡事項
・秋の遠足シーズン。 紙ヒコーキ指導と館内説明員の支援お願いします。
・先月までの入館者数の推移 前年度を上回っている。
・博物館リニューアル構想、各務原市側の検討会と岐阜県側の
意見交換会が開催された。
岐阜県と各務原市のそれぞれの想いがあり、ベクトル合わせが課題。
・KV-107IIヘリコプターの再塗装 年度内実施に向け調整中。
・今月のイベント
10月12日 水ロケット祭、10月18日 岐阜高専モデルロケット講座、
10月19日 長良川おんぱく 航空機産業関連トークショー
10月26日~11月30日 US-1A救難飛行艇初飛行40周年企画展
なお、US-1A企画展の会場準備を10月25日に行いますので
ご支援よろしくお願いします。
・11月2日 US-1A機内特別公開を予定。ご支援よろしくお願いします。
2) 先月の活動報告
・展示機状況報告
P-2J雨漏れ対策実施、しばらく様子を見る。
P-2J胴体水洗い実施 ・・・等々
3) ディスカッション
・ボランティアユニフォーム&帽子の新規製作について。
・秋の収蔵庫公開について
今秋はイベントが立て込んでいる他、収蔵庫内を使用する作業が
予定されているため、開催は見送りとする。
4)展示機説明 「富士FA200/航技研FA200改 STOL実験機」
今月の展示機説明は「富士FA200/航技研FA200改 STOL実験機」です。
屋内実機展示場にあるFA200改・JA3263は、
航空宇宙技術研究所の短距離離着陸(STOL)実験機として造られた機体です。
本機は「境界層吸込み式」によるSTOL実験が行われており、そのために
通常型のFA200から主翼が大きく改造されています。
特徴的なのは、フラップとエルロン(フラップの機能も兼ねる”フラッペロン”
に改修されていて、フラップと一緒に下がります)の前縁部分に設けられた、
失速を遅らせるために乱れた境界層を吸い込む5万個もの小さな孔。
【FA-200改のフラップとエルロン前縁に設けられた境界層吸い込み孔】
本機の実験によって得られた成果が、その後の本格的STOL実験機「飛鳥」に
引き継がれていくのです。
ちなみに、かかみがはら航空宇宙科学博物館には、FA200がもう2機あって、
3階の体験搭乗用のJA3483と、幼児用の玩具と化した機体(胴体のみ)があります。
【3階のテーマハウスにある体験搭乗用のFA200・JA3483】
JA3483は、1969年7月30日に製造されたFA200の第51号機。
中日本航空専門学校の整備教材として使用されていました。
【幼児用FA200(の胴体) 元はFA200ムーバー MK1034というもの】
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次回のボランティア月例会は、11月1日(土) 10:00~の予定です。
2.屋外展示機の台風対策
今月末にUS-1A救難飛行艇初飛行40周年企画展の開催を控え、
汚くなっているUS-1Aの水洗いをしようかと思っていたのですが、
超大型の台風18号が接近してきているということで、
急遽、屋外展示機の台風対策(タイ・ダウン)をすることになりました。
【KV-107IIヘリコプターのローターをタイ・ダウン中です。
(ボランティア坂本さん撮影)】
【タイ・ダウンが完了したKV-107IIヘリコプター】
【US-1A救難飛行艇のタイ・ダウン作業(ボランティア坂本さん撮影)】
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