KAL-1連絡機の尾脚緩衝支柱にスペーサ取付け
KAL-1連絡機の尾脚緩衝支柱(ショックストラット)の油&ガスが完全に抜けてしまって、へたっていたので、スペーサをかませることにしました。
昨年11月末の大阪からの里帰り時点で既に緩衝支柱の圧は抜けてしまっていたのですが、オリジナル保全の観点から極力分解修理はしないということで、そのままになっていました。
でも、尾脚が最大緩衝位置でペシャンコというのもドウカナ?ということで、緩衝支柱をちょうどいい位置で固定するように、塩ビパイプでスペーサを作って、ショックストラットにはめ込むことにしました。
※ どの展示機でもそうなのですが、脚のショックストラットは内部のパッキンが経年劣化して油やガスが抜けてしまい、へたってしまうので、ショックストラットにスペーサを取り付けるのは常套手段だったりします。
スペーサ取付け前・・・尾脚の最大緩衝位置だと、こんなです。
まず、尾部カバーを取り外します。 これが結構大変。 戦後初の製造機ということもあってか、整備性あまり考えられてないのか・・・ (^_^;
尾部カバーを外すと、こんな感じです。 尾脚や水平尾翼の取付け方はこんなふうになっています。
ショックストラットのピストンロッド部に塩ビパイプを切って作ったスペーサをはめ込みました。
金属パイプの方が丈夫ですが、ショックストラット側にキズを付けたくないし、KAL-1の尾脚
はそんなに荷重も大きくなく、機体を動き回すわけでもないので、塩ビパイプで十分でしょう。
スペーサ取付け完了、尾部カバーを復旧して作業終了です。
ちょこっとだけですが、"尾脚が引っ込みすぎ"を修正できたKAL-1連絡機。
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※ ボランティアの皆さんへ連絡
来週4/4(土) 10:00~ 博物館ボランティア・グループの平成27年度総会 兼
月例会です。
ご参集よろしくお願いします。
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