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2015年8月22日 (土)

寄贈された戦時中の飛行機のタイヤ調査

んc今日も蒸し暑い中、ボランティアの方々と控室で「今日は何をしようか」と話をしていると、

博物館長から、各務原市内在住の方から、戦中の飛行機のものらしきタイヤが博物館に寄贈されたとのこと。

早速、拝見&機種特定の調査をすることになりました。

P150822_1
戦後に荷車の車輪として転用されていたものとのことです。
車軸のベアリングも残っています。

各務原市には、大正時代から飛行場や飛行機工場がありましたから、市内から結構このようなタイヤが見つかり、博物館のウェルカム・ハウス(下写真:「飛燕」戦闘機のタイヤ)や各務原市歴史民俗資料館などで展示されていたりします。

P120714_4

さて、今回のタイヤは何の機種のものかしら・・・ ホイールを見ると、館内ウェルカム・ハウスで展示されている「飛燕」のタイヤと同等のもののようです。

タイヤのゴムの状態は、保存環境がよかったのか、カチカチに硬化はしておらず若干弾力が残っており、ウェルカム・ハウスで展示中の「飛燕」のタイヤより良好です。

タイヤのサイズは、刻印から600×175と分かりました。「飛燕」のタイヤと同サイズです。

P150822_2
「飛燕」のタイヤっぽいですが、確信が欲しいナ・・・
「飛燕」のタイヤであれば、ホイールのリム部に "キ61" から始まる製造番号の刻印があるはずです。

当該タイヤのホイールの表面には錆がビッシリ浮いていて、刻印があるか分からん状態。
館長に許可をいただいて、慎重にリム部の錆落としをしました。
リム部にはペイントのようなもの(?)が残っていたので、これを剥がさないように、銅ブラシで慎重に慎重に、軽~く表面を擦ってみると・・・

P150822_3
ありました! "キ6106297" とあります!!
もう一方のタイヤのホイール・リム部には "キ6106395" の刻印がありました。

P150822_4
間違いなく「飛燕」のタイヤでございました。

とりあえずは保管、展示については今後検討となりました。

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