収蔵庫特別公開の小リニューアル 他
※ かかみがはら航空宇宙科学博物館の本館及び屋外実機展示場はリニューアル工事のため、2018年3月まで一時閉鎖されています。
収蔵庫特別公開を除いて、一般の方々の入館はできなくなっていますのでご注意ください。
収蔵庫特別公開の詳細については博物館公式ホームページ(下記URL)を参照ください。
http://www.city.kakamigahara.lg.jp/museum/3920/017236.html
さて、新年度です。
収蔵庫で行われている特別公開展示ですが、3月29日~31日のメンテナンス工事休館中に、展示物の追加が行われました。
まずは無地無塗装となっている「飛燕」の胴体に、プロジェクション・マッピングによる日の丸マーク&米空軍マークの投影されるようになりました。
胴体の「日の丸」は・・・
「米空軍マーク」の場合は・・・
2分おきに「日の丸」と「米空軍マーク」が切り替わるようになっています。
個人的に気になった点で、本来無地無塗装の「飛燕」の「日の丸」に白縁は付かないのですが、収蔵庫内の照明が明るいためか、プロジェクションの色が薄くなって日の丸の赤色の境界がハッキリしなくなってしまうそうで、やむなく白縁が追加されたとのこと。
うーん、痛し痒しといった感じです。
来館者から『「飛燕」になんで米軍機のマークなの!?』という質問が多かったですが
(あたりまえながら)
これは、展示の二型試作17号機は終戦後に米軍に接収され、横田基地の展示機になっていたのですが、その一時期に米軍のマークが描かれていたことがあったためとのこと。
本機の戦後の経歴は、下記WEBに詳しくまとめられています。
http://dansa.minim.ne.jp/CL-Ki61.htm
プロジェクション・マッピングなら、マーキングは自由自在に変更できますから、本機が戦後に辿ってきた歴史(機体のマーキングの変遷)をプロジェクション・マッピングで示すことができる・・・という思惑。
・・・ただ、やってみたものの「日の丸」から「米空軍マーク」への切り替わりタイミングや時間配分に、改善の必要ありです。
例えば、「飛燕」をバックに記念撮影しようと構えていて、シャッター切ろうとしたら「日の丸」から「米空軍マーク」に変わっちゃった、なんていう場面が何度もみられました。
また、「飛燕」と米軍マークの組み合わせ理由についての説明が、現時点では展示の中に用意されていないため、説明対応するボランティアも四苦八苦。
この辺、来年のリニューアル・オープンまでにどう改善していくか、課題ですね。
次に、昨年夏に寄贈された、戦時中の「落下タンク二型(木製)」が展示に加わりました。
その他、飛行機関係では、YS-11試作1号機の1/20模型が新たに加わりました。
宇宙関係では、
山崎直子宇宙飛行士からお貸し頂いた、スペースシャトル・ディスカバリー号のロケット・ブースターを発射台に固定していた破砕ナット(実物)。
山崎直子さんからの破砕ナット無償貸与についての岐阜新聞の記事
http://www.gifu-np.co.jp/news/kennai/20161231/201612310854_28723.shtml
ちゃんとスペースシャトルの模型も、山崎宇宙飛行士が搭乗されたディスカバリー号になってますよん。
その他に、H-3ロケットの1/20模型、通信衛星「きらり」実大模型に太陽電池パネル追加、人工衛星「かけはし」実大模型の追加展示されました。
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先週行った、屋外展示機のP-2J対潜哨戒機の、左主翼フラップ側面の軽め孔を塞ぐ処置ですが、アルミテープを貼った後の塗装を実施して、とりあえず完了です。
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※ ボランティアの皆さんへ連絡
来週4/8(日) 10:00~ 博物館ボランティア・グループの月例会です。
ご参集よろしくお願いします。
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