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2018年6月30日 (土)

緊急対応・US-1Aのフロート点検蓋脱落

天気がイマイチなうえに蒸し暑いという、ウンザリな日が続いています。

今日は展示機維持活動はナシということで、館内の監視と来館者の質問対応をしていましたが、

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清掃員の方から、
「屋外実機展示場に飛行機の部品のようなものが落ちていたって、お客さんから通報があったよ」と何やら円形のカバーのようなものを持ってこられた。

・・・ライトグレーの塗装色から察するにUS-1A救難飛行艇のもののようですが、何だろう?
こんなカバー、US-1Aにあったかしらん。

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気温が下がる夕方になるのを待って、US-1Aを確認しに行ってみると・・・ああ、あそこだ!!

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左翼端のフロート(浮舟)の後方上部、フロート内部の点検口でしょうか? ポッカリと穴が開いてます!
あれの蓋に違いない。

蓋の固定機構が腐食してしまって機能しなくなったため(泣)、昨日の強風で脱落してしまったようです。

蓋が固定できなくなってしまっていましたが、このままにはしておけないので、やむを得ない処置ですが、シリコン系接着剤を使って蓋をくっつけました。

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※ ボランティアの皆さんへ連

 来週7/7(土) 10:00~ 博物館ボランティア・グループの月例会です。

 ご参集よろしくお願いします。

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2018年6月23日 (土)

展示機維持活動・KV-107IIAの水抜き孔清掃

今週から、屋外の展示機維持活動本格始動!

・・・と意気込んだのですが、天気がイマイチ。
雨が降ってきそうだったので、予定していたUS-1AとP-2Jの活動は中止。

YS-11の乗降ドアの開閉チェックとKV-107IIAヘリコプターの水抜き孔(ドレンホール)の清掃を行うにとどまりました。

航空機には、機体の各部に溜まる雨水や、配管・機器類から漏れ出た油を機外に排出するための配管とその排出口が設けられていますが、
屋外の展示機ではこの孔の中に虫が巣を作って詰まっちゃうのです。
そうなると雨水が抜けなくなって機内にドンドン溜まってあふれ、構造部材の腐食などの原因になるという具合。

KV-107IIAの水抜き孔清掃は、竹串や先を丸めた針金を孔に突っ込んで、詰まりをとってあげます。

・・・なんかドロドロしたのが出てきたよ! (>_<)

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YS-11の乗降ドアは、先日、油をさしたけれどロック機構の動きがまだ渋いままです。
ドアの分解整備が必要かも・・・

そうこうしているうちに雨が降ってきたので、今日の活動はここまで。

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2018年6月 9日 (土)

展示機維持活動・YS-11機内点検

屋外展示機YS-11の機内点検を行いました。

また、YS-11機内公開の再開に向けて、とりあえず試行してみるということで、
ボランティアが機体に張り付いていられる時間帯13時~15時までの2時間、特別に一般への機内公開を行いました。

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YS-11の機内公開は、リニューアル工事着手後約2年間実施されていなかったのですが、
見学者の案内・誘導や、靴の泥おとしマットの不備(以前使っていたのは劣化してしまって効果半減)など、本格再開に向けた課題について確認することができました。

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2018年6月 2日 (土)

2018年6月度ボランティア・グループ月例会 他

1. 博物館ボランティア・グループ6月度月例会

博物館ボランティア・グループの6月度月例会が行われました。

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1) 博物館からの連絡事項
・屋外展示機の維持活動再開などご支援ありがとうございます。
 気候も暑くなってきましたので、体調には十分お気をつけください。
・リニューアル後の累計入館者数約143,900人。
・いろいろ注目を集めており、視察やVIPの来館が増えている。
・YS-11の機内公開や紙ヒコーキ教室など、まだ再開できていないこともあるが、リニューアル新体制後の状況も落ち着いてきているので、徐々に実現できる方向に持っていきたいと考えている。いろいろ相談することがあると思うので、よろしくお願いします。
・今月のイベント:6月2日(土)宇宙工学講座開講式、6月3、10、17日 レゴロボ集中講座、30日 WRO試走会など。
・スマートフォン・アプリ UDT Sorahakuの利用説明。 外国人向けの展示解説文が表示できる。 内容は展示パネルの訳文なので、日本人にはあまり関係ないか。

2) 先月の活動報告
・展示機状況報告
 屋外展示機維持活動の再開にあたり、KV-107IIA、YS-11、US-1A、P-2Jの点検/機内換気を実施。

3) ディスカッション
・T-3体験搭乗で、建屋天窓からの光が強く、写真撮影の際に不評。何か手を打てないか?
・急な館内イベント予定の変更情報などの伝達のため、ボランティア控室の扉に、当日の博物館からの連絡事項掲示板を設置。

・・・等々

4) 展示機説明
 リニューアル新体制になって展示機説明も改めて最初からやりましょう、ということで、
日本初の動力飛行に成功した飛行機であるハンス・グラーデ単葉機について説明しました。

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日野熊蔵陸軍大尉がドイツから購入してきたハンス・グラーデ単葉機は、
明治43年12月14日、東京・代々木練兵場で日本初の動力飛行に成功したのでした。

公式記録では、12月19日の徳川好敏陸軍大尉によるアンリ・ファルマン機の飛行が日本初とされていますが、その5日前の滑走試験で、グラーデ機が勢い余って飛んで(ジャンプして)しまったので、これを「日本初」とする考え方もあるのです。

実機は明治44年に事故で失われてしまったため、展示の機体はレプリカですが、
1995年に古典機研究家の早川博康氏・光田春男氏他8名のボランティア・グループ「グラーデ復元の会」によって、忠実に復元されたものです。

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次回のボランティア月例会は、7月7日(土) 10:00~の予定です。

2. US-1A機内に溜まった水抜き

先週の屋外展示機一斉点検で発覚した、屋外展示機US-1A救難飛行艇の機内床下に溜まっていた、雨水をハンドポンプを使って排出する作業を行いました。

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