博物館ボランティア・グループの2月度月例会が行われました。

1. 博物館からの連絡事項
・入場者数は1月20日にリニューアル・オープン後40万人を達成しました。
・1月の主要な来館者とイベントについて報告。
・2月のイベント
「飛燕と土井武夫」展を2月9日~3月11日まで開催します。
詳細は博物館公式WEBのイベントページ(下記URL)を参照ください。
http://www.sorahaku.net/event/1000714/1000715/1000683.html
2. ボランティアによるドーセント・ガイド・ツアー計画の説明。
3月31日までは研修期間とし、3月下旬に試行実施、4月から本格開始を目標にします。
3. 先月の活動報告
・展示機状況報告:
1月は気温が低かったこと、風邪やインフルエンザが流行していることもあって屋外での展示機維持活動は低調でしたが、1月12日にはUS-1Aの機内点検、1月26日にはYS-11胴体青色塗装剥がれ部のタッチアップを行いました。
4. ディスカッション
・5月18日(土)予定の、JR東海主催のイベント「さわやかウォーキング」に合わせたYS-11機内特別公開を実施時間について。
9:30~11:30、13:30~15:30を予定。前週に予定される特別公開日は中止にする?
・館内の展示機配置、UF-XSの特徴である波消し装置がKAL-1の陰になってしまい、通路から見えにくくなっている。 配置を見直すことは出来ないか?
・紙ヒコーキ教室の紙ヒコーキが、紙の厚さが薄すぎてゴムで使って飛ばすときに強度が足りない。ホチキスの針を使うのも子供には作りづらい。説明も足りない。改善求む。
・子供向けの教育プログラムが少ない感あり、ハンズオン・コーナーを活用するなど工夫をできないか。
・体験もの(T-3搭乗や紙ヒコーキ)の時間はラップさせず、ずらすようにしてはどうか?
・・・等々
5. 展示機説明「川崎KAT-1練習機」
今月はKAL-1連絡機に続いて各務原で製造された練習機KAT-1をとりあげました。

川崎航空機(現在の川崎重工業)が、戦後初で習作的なKAL-1を改め、自衛隊向けの練習機として全面的に設計し直した機体です。
米国ビーチエアクラフト社のT-34メンター練習機と採用を争い、日本人好みの操縦性が評価されたもの、機体構造や装備品などの総合面では米国の最新技術で作られたT-34メンターには敵わず敗退、試作機2機が作られただけで終わりました。
KAT-1については、ワタクシめのボランティアWEBのえとせとら(下記URL)にてまとめて紹介してありますので、そちらをご覧くださいマセ。
http://koyama-s.la.coocan.jp/KASM_volunteer/ohanasi/002/volun002.html
ちなみに、KAT-1の胴体右側面と下面に付いているラッパ状の部品ですが、

これはベンチュリー管 といいまして、操縦席の計器のうち、水平儀と定針儀を作動させるためのものです。 KAL-1にも付いていますが、当博物館の展示機でベンチュリー管を装備しているのはこの2機だけですね。
KAT-1のベンチュリー管については過去に調査したことがありまして、その辺のことがインターネット航空雑誌「ヒコーキ雲」WEBに掲載されていますので(下記URL)、そちらもご覧いただければと思います。
http://hikokikumo.net/a4413-14-KAT-VenturiTube.htm
~~~~~~~
次回のボランティア月例会は、3月2日(土) 10:00~の予定です。
最近のコメント