展示機維持活動・US-1AとP-2Jの点検
さあ、ゴールデンウィークに突入です!
今日は屋外展示機US-1A救難飛行艇とP-2J対潜哨戒機の点検実施日。
それぞれ機内の換気と雨水抜きを実施しました。


US-1Aは1月に実施して以降、寒いやらイベントやらあって点検をやれていなかったので、3カ月ぶりです。
あんまり大雨が降ったようには思っていなかったのですが、機首の床下には結構な量の雨水が溜まっていました。
機首レドーム内に漏れた雨水が溜まるのです。ポンプを使って水の排出を行いました。

胴体中央部にも雨水が溜まっていましたので、こちらも排出。


以前はゴールデンウィークにはUS-1Aの機内公開を実施していましたが、こんな状態では機内公開はちょっと難しいです。
雨漏れ対策をしっかりやってからでないと。
P-2Jも胴体と操縦席上のハッチを開放して機内の換気と水抜きを実施。
また、補助エンジンのカバー開放と防錆油の塗布を行いました。
今日は天気は良かったものの、風がとても強かった!!
メインエンジンのカバーも開けたかったけれど、開閉作業は風邪であおられると危ないと思って断念、
カバーを留めるファスナ部への防錆油塗布する程度にとどめました。

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館内A3ゾーン北のエンジン展示コーナーに、T-4ジェット練習機の搭載エンジンであるF3-IHI-30ターボファン・エンジンが、4月24日~5月15日までの期間限定ですが、追加展示されました。
航空自衛隊浜松基地から貸して頂いた、教育用のカットモデルです。
F3エンジンは、以前から試作エンジン(こっちは貴重なんだ)が展示されていますが、もう1台追加されたという具合です。
F3エンジンは、ターボファン・エンジンの中でもお手頃なサイズなので、エンジンの仕組みを見せる展示にはうってつけです。

試作エンジンと量産エンジンで、部品の形状とかが微妙に違っています。
ただ、先日の報道でもあったように、現在T-4ジェット練習機は、このF3エンジンのタービンブレード不具合で飛行停止中。
うーん、なんともタイムリーな展示になってしまいました (^_^;;
https://www.mod.go.jp/asdf/news/houdou/H31/310419.pdf
同機を使用しているブルーインパルスも、当分の間はイベント参加は見送りとのことです。
エンジンの中身丸見えじゃん。 問題のタービンブレードというのは、どれかな??

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