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2020年2月23日 (日)

「研三」展・会場対応(2/23)

今日は、お家で掃除や洗濯など家事をしようと思っていたのですが、
起きたら雨降ってるし、風も強いし、ということで
急遽、博物館ボランティア活動に変更だ!

・・・というわけで、ほぼ一日、「研三」展の会場で来館者の質問対応をしておりました。

企画展会場で受けた来館者の方々からの質問で、記憶曖昧等でキチンとお答えできなかったことをフォローしますと、

Q:「研三」中間機の燃料タンクの容量は?

A:胴体(操縦席の前方)に 250リットル です。
  純粋な速度研究機であり、そんなに航続距離は必要ないので燃料搭載量は少ないですね。

P200223_1

Q: 「研三」中間機に使った燃料(ガソリン)は何オクタン?

A:エンジンの地上性能試験の記録からは、92オクタンと100オクタンの燃料が使われています。

 

Q:「研三」の色って、灰色でいいの?

この質問は、ほんとに多い(^_^;
研三機の塗装色については、市販のプラモデルにはオレンジ色のものがあったりするので、気にしている人が多いみたいです・・・。

A:機体塗装に関する記録は、国立科学博物館の所蔵資料の調査でも発見できなかったのですが、今回の企画展にあたっては、当時の関係者の証言から「灰色」にしました。

 といっても灰色の色調も本当のところは判らないので、実大模型では只の「灰色」で塗装しました。
 (ツッコまれたところで、わらかんものはわからんのだ)

 個人的には、当時の川崎航空機の工場での製造機に使っていたであろう(「研三」の作業を行った試作工場での在庫も多くあったであろう)
 灰緑色か?とも思うのですが、根拠はありません。あしからず。
 記録映像では、かなり明るい色に写っているシーンもあるのですが、これは試験飛行を行ったのが夕方であり、夕日の強い光をあびているというのも考慮しないといけないと思います。

 ちなみに「研三」中間機に全体塗装が施されたのは、最高速度記録を出した第31回試験飛行のときだけ。
 それまではジュラルミン地肌の無塗装なのです(日の丸や機首上面の防眩塗装はされています)。
 終戦後に進駐軍が撮影した、川崎航空機の試作整備格納庫内に放置されている「研三」の写真があるのですが、これを見ると塗装は落とされているようにみえます。

 「研三」の最終飛行となった第32回試験飛行では、塗装の影響の調査が行われているので、このときに塗装は剥いじゃったのかも。

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