博物館ボランティア・グループの12月度月例会が行われました。
1. 博物館からの連絡事項
・11月の状況:入館者数はここ数カ月間は前年比の約半分で推移しており依然厳しい状況。
・11/10にリニューアル後入館者80万人達成セレモニー開催。11/16には野口宇宙飛行士打上げパブリックビューイングを開催した。
開催中の企画展「おかえり!はやぶさ2」関連では、日本航空との連携して航空教室「JAL DAYS」の他、航空宇宙塾、「はやぶさ2」関連の映画三部作の上映などが実施されました。
・今月のイベント: 12/26 佐賀県立宇宙科学館 渡辺館長による講演「太陽系の謎を探れ!」、12/27にはそらはくシネマ「ペーパームーン」を上映など。
・「家族で県内修学旅行プラン in 岐阜かかみがはら航空宇宙博物館」でのガイド対応のご協力ありがとうございます。
・12/24、25の二日間、「そらはく煤払い」と題して展示物の清掃作業を行います。ボランティアの方々も参加頂きたい。
・年末年始の休館は、12/28(月)~1月2日(土)まで。 1/3(日)から開館になります。
・年明け1/17、プリニーの市民会館(各務原市民会館)にて、当館の十二試艦戦実大模型を監修いただいた片渕須直監督のアニメ映画「この世界の片隅に」が無料で上映されます(予約制なので注意)。 関心のある方は是非行ってみて下さい。
2. 前月度の活動報告
・展示機維持活動
11/14(土) US-1A、21(土) YS-11、28(土) V-107Aの順で水洗いを実施しました。
いずれの展示機も塗装の劣化が進んでおり、順番に再塗装を計画願いたい。
3. ボランティアご意見箱(館側との協議結果を発表)
・演奏会の提案について
・航空検定の空宙博試験会場、今年度は無かったけれど、今後は?
・オリエンテーション・ルームの音響の改善要望。
・「研三」実大模型の製作・出典に伴い、記念品を作りたいけれど。
・図書資料のうち、不要判定された書籍の活用について。
・はやぶさ2企画展についての意見。
等々
オマケ:ボランティア・メンバーの高木さんが、KAL-1連絡機のペーパープレーンを作りました! カワイイ!!

【KAL-1のペーパープレーン(ボランティア高木さん作)】
4. 展示機説明「日大/伊藤忠N-62軽飛行機」
今月の展示機説明は、現在、再塗装が進んでいる屋外展示機のP-2J対潜哨戒機です。

【現役当時のP-2J #4782号機(岐阜かかみがはら航空宇宙博物館所蔵)】
米国ロッキード社製P2V-7に日本独自の改良を加え改造開発した対潜哨戒機(潜水艦を探し、攻撃する飛行機)です。
各務原で1966年~1979年までに83機製造(1号機はP2V-7からの改修機なので、純粋なP-2Jとしては82機)されました。
1994年まで28年間に及んだ運用期間中、唯の1機の損失も無かったという、輝かしい記録を持つ飛行機でもあります。
説明ではP2Vの系譜やP-2Jに至る開発史、P2V-7とP-2Jの相違点、各務原の展示機である4782号機についての解説や、P-2Jの活躍を紹介するビデオの上映など行いました。
スマートな格好の機体で、私も大好きな飛行機の一つです。
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次回のボランティア月例会は、1月9日(土) 10:00~の予定です。
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午後は13:30から小惑星探査機「はやぶさ2」の帰還カプセル・パブリックビューイングが、A2ゾーン2階の休憩エリアで催されました。
カプセル分離の瞬間の映像が流れるのかと思いきや、JAXAの管制室でのカウントダウン中継だけだったので、
分離の瞬間は「え?離れたの?どうなったの??成功???」みたいな感じで、イマイチ感動が薄かったというのが正直なところ。 (^_^;
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さて、今週のP-2J対潜哨戒機の再塗装作業の状況です。
全体塗装がほぼ終わり、機体各部のマーキングを残すのみとなりました。もう一息ですね!
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