キ102襲撃機のプロペラ・ブレード展示
お盆休みですんで!
先週末は台風で何もできなかったので。
とりあえず屋外展示機P-2Jの機内水抜きを行いました。
後部胴体内に雨漏れして結構溜まるのです。

【今日のP-2Jです。 機内換気と雨水抜きを行いました。】
P-2Jは午前中で切り上げて、午後からは今日の活動の本命
先月寄贈を受けた戦時中のプロペラ・ブレードの展示作業を行いました。
キ100(五式戦闘機)やキ102襲撃機/高々度戦闘機、一〇〇式司令部偵察機などに
装備されていた、ペ26プロペラの櫂型ブレード。

永く屋外に放置されていたそうで、表面が錆びてガビガビになってしまっており、
素性を知る手がかりのマーキングも消えてしまっているのが残念ですが、
幅の広い独特の形状からペ26櫂型ブレードには間違いない。
寄贈者のお話だと、このプロペラ・ブレード、終戦時に川崎航空機明石工場から
放出されたものだとのことでした。
明石工場ではキ100や百式司偵は製造していませんでしたから、
キ102のものであると考えて間違いなさそうです。
キ102という飛行機は、こんな↓飛行機。

【昨年開催した「屠龍」展用に作った
キ102の高々度戦闘機型・キ102甲の1/48模型(こやま作)
襲撃機型のキ102乙は・・・私ゃ持っていないのだ】
# どうでもいいような余談ですが
# 川崎航空機明石工場では襲撃機型の キ102乙 しか作っていなくて
# 高々度戦闘機型のキ102甲は、明石工場で作ったキ102乙を
# 岐阜工場にもってきて甲型に改修していたのでした。
さて、
このプロペラ・ブレードには先端の警戒帯の塗装がうっすら残っていました。
これを消してしまわないよう注意しながら、軽くブラシで錆落としをして、
全体に薄く防錆オイルMIL-PRF-6081 Grade1010 を塗布しました。

【寄贈されたペ26櫂型ブレード。
先端の黄色い警戒塗装が残っているのが分かるでしょうか?】
また、プロペラ根元部分の錆を落としたところ、刻印が出てきました。

【シャンク部に刻印がありました。 "3E95型"?と読めますが・・・】
3E95型? うーん、なんだか分からんが、まあいいや (^_^;
さて、このプロペラの展示の仕方はどうしたもんかネ~ですが。
都合のいいことに、プロペラ・ブレードの根元の部分には、
バランス調整用のオモリを入れる穴が開いています。

【プロペラ・ブレードの根元には、穴があいてるんだよね】
ここに棒を差し込むようにすれば、ブレードを立てて展示しても倒れないっしょ!
そんなワケで、近所のホームセンターでベニヤ板と白木の杭を買ってきて、
展示台座を作りましたよ。

【ペ26プロペラ・ブレードの展示台座 by こやま作】
プロペラ・ブレードの穴を傷つけないよう、杭にはフェルトを巻きました。
(・・・穴がテーパーになっていたということもあるのだが)
台座の杭にプロペラ・ブレードをぶすり!と差し込んで、っと。

【プロペラ・ブレードを展示用台座に取付け。バッチリじゃん!】
強度は十分、大きめの地震が来ても倒れない安定性も確認!
館内ウェルカム・ハウスの土井武夫技師のコーナーに置きました。
キ102は、土井武夫さんが設計した飛行機ですしね。

【ウェルカム・ハウスの土井コーナーに展示しました】

【新たに展示されたキ102襲撃機のプロペラ・ブレードです】
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