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2024年3月30日 (土)

展示機維持活動・V-107Aの水洗い(2024年3月)

昨年末に計画をしながら天候不良で毎度のように延期となっていた、空宙博ボランティア・グループによる屋外展示機V-107Aヘリコプターの水洗いですが、
ようやく良いお天気になったので、9カ月ぶりに実施しました。

先週まで寒かったのに、今日は気温がグングン上昇。
汗ばむ陽気となり、ボランティアの皆さんもユニフォームの上着を脱いで作業を行いました。

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【V-107A水洗いの様子】
 

V-107Aが再塗装されたのは2014年末でしたから、かれこれ10年が経過します。
スポンソンタンクやそのフェアリング部分など、あちこち塗装の剥がれが目立つようになってきましたし、
FRP製の部品は塗装が剥がれたままにすると紫外線の影響で表面が劣化していってしまいます。
そろそろ再塗装を計画していただきたいところです。

とりあえず、塗装の剥がれた部分はタッチアップで対処しようかと考えています。

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※ ボランティアの皆さんへ連

 週末4/6(土)10:00~ 空宙博ボランティア・グループの2024年度の年次総会/月例会です。

 ご参集よろしくお願いします。

 

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2024年3月24日 (日)

無念の雨天中止・YS-11機内特別公開(2024年3月)

まだ寒い日が続いていますが、3月になったということで、
昨年11月以来4か月ぶりとなる屋外展示機YS-11の機内特別公開です!

・・・と意気込んだものの、朝からどうも天気が微妙。
雨は降るのか?降らないのか? 屋外イベントなので雨が降ったら中止です。

博物館側と協議の結果、特別公開は13:30からの予定なので、決行かどうかは12:30に結論出しましょう、となりました。

とりあえず公開前準備として、ボランティアの皆さんで機内の清掃をおこないました。

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【今日はYS-11機内特別公開の予定でしたが・・・】
 

・・・と作業中11時過ぎから、ポツポツ雨が降ってきました。
この程度の降雨ならやれるのでは?という意見もありましたが、雨雲レーダーを確認すると、う~ん、これはダメだぞ。

残念でしたが、午後から本降りの雨になることが確実視されましたので、機内公開は中止としました。
実際、13時過ぎには土砂降りの状況になり、中止にしておいてよかった・・・。

次回のYS-11機内特別公開は、4月13日(土)午後を予定しています。

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ミュージアムショップで、当館の目玉展示機である三式戦闘機二型「飛燕」の細部に迫る書籍
『三式戦闘機「飛燕」二型6117号機の記録』が販売されていることを紹介しましたが、

「日本航空学術史 1910-1945」の復刻版が、「飛燕」の書籍と一緒に店頭に並んでいました。
めづらしい、戦前・戦中の日本の航空機開発・製造に関する学術書です。

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【お、日本航空学術史が売ってる!】
 

でも、学術書なんでお値段高い!定価¥14,000-!! でも、それだけの価値のある内容の書籍です。
それでも23年前に私が購入したときは定価¥20,000-でしたから(発行元の東京の書店・丸善まで買いに行った)、
少しお安くなってますね (^_^;

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2024年3月23日 (土)

リニューアル6周年記念イベント・オープニングセレモニー

今日は月に2回行っているボランティアによる屋外展示機維持活動の日で、
昨年6月以来9か月ぶりのV-107Aヘリコプターの水洗いを計画していたのですが、朝から生憎の雨模様(T_T)
屋外展示機活動は中止です。

それはさておき、2018年3月の博物館リニューアル・オープンから6周年ということで
本日から様々な企画展やイベントが開催されます。

まずは企画展「宇宙のきぼう 未来の宇宙生活への挑戦」


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A3ゾーン南端の企画展エリアと2階S4ゾーンにて、
ISS日本実験棟「きぼう」での実験や今と未来の宇宙生活を紹介。

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【企画展「宇宙のきぼう」の展示会場】 
 

13時からは、リニューアル6周年イベントのオープニングとして、浅野健司各務原市長から挨拶がありました。



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【S1ゾーンのH2ロケットフェアリング前で浅野市長のご挨拶】
 

浅野市長に続き、昨年9月に館長に就任された、常田佐久さん(国立天文台長)からのご挨拶。

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【常田館長からのご挨拶】

浅野市長、常田館長の挨拶が終わると、「MAGサクソフォンカルテット」による演奏会です。
一曲目は「宇宙戦艦ヤマト」のオープニングテーマでした。

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【「MAGサクソフォンカルテット」による演奏会】
 

13:30からは、常田館長による講演会「我々はどこから来たのか -最新の観測からわかること-」
本職の天文台長らしく、天文学のお話しでした。
ただ、カルテットの演奏会と時間帯が被ってしまってたのは残念。

企画展「宇宙のきぼう 未来の宇宙生活への挑戦」は6月3日までの開催です。

 

 

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2024年3月16日 (土)

T-3初等練習機・搭乗体験(2024年3月)

月イチのT-3初等練習機の操縦席搭乗体験が空宙博ボランティア・グループの支援のもと行われました。

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午前中10:30~11:30、午後は13:30~14:30まで各1時間で30人(整理券配布、先着)づつ、前席に座ってもらい解説や記念撮影を行いました。


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【T-3搭乗体験の様子】
  

機上での解説は、前回2月に引き続き、元・航空自衛隊整備員の小野木さんが担当。
私は見学ステップ上でのサポートを担当しました。

T-3は、2008年にボランティア・グループの提案によって借受・展示がなされたという背景があり、ボランティアとしても思い入れのある展示機です。

http://koyama-s.la.coocan.jp/KASM_volunteer/workshop/080726/080726.html

展示機体の傍らでは、大型モニターで博物館搬入時の写真スライドショーも行いました。

次回のT-3操縦席搭乗体験は、4月20日(土)を予定しています。
 

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2024年3月10日 (日)

ボランティアによるスポット・ガイド(2024年3月10日)

今日はボランティアによる展示機スポット・ガイドの日です。

本日のスポット・ガイドのメニューは、
午前中に T-2 CCV研究機 と「日本のロケット」
午後は P-2J対潜哨戒機 と 三式戦闘機「飛燕」羽布張り編 です。

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午前中の A3ゾーンでのT-2 CCV のボランティア・ガイドは、先月に引き続き山庄さん が行いました。
T-2 CCVは人気の展示機でもあり、解説に聞き入るお客さんが多いですね。

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T-2CCV研究機のスポット・ガイドの様子】
 

続いて、S2ゾーンでの「日本のロケット 」は ボランティア・ガイドは岸さん。
国産ロケット開発の歴史について、糸川博士のペンシル・ロケットから先日打上げに成功したH3ロケットまでを順番に解説されました。

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【「日本のロケット」のスポット・ガイドの様子】
 

午後のP-2J対潜哨戒機のスポット・ガイドは、横田さん。
屋外での展示機スポット・ガイドは、昨年にV-107AとYS-11(機内特別公開時)をやって以来で、P-2Jは初めてです。
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【P-2J対潜哨戒機のスポット・ガイドの様子】
 

屋外でのガイドということで、天候(この日は風が強かった)や音響などが心配されたのですが、マイク&スピーカーシステムがとてもよく聞こえて、予想以上の好評でした。(となりのホッケー場まで聞こえたんじゃね?)
惜しむらくは折角の解説資料や写真がA3サイズでは小さくて見え難かったこと・・・屋外では大型モニターの使用が難しく、今後の屋外展示機のスポット・ガイドでの課題ですね。

最後の三式戦闘機「飛燕」・羽布張り編 のボランティア・ガイドは私めが担当しました。
「飛燕」の羽布張り復元の話は、昨年9月に一度やりましたが、リクエストにお応えして2度目のガイドとなりました。 

当館に展示の「飛燕」二型6117号機は、戦後に操舵面の羽布張りがオリジナルとは異なる修理をされていたため、2017年秋~2018年春にかけて、機体の所有者である日本航空協会の主導のもと、当博物館で出来るだけオリジナルに近い材料と手法で、羽布の張替えが行われました。
私も、その羽布張り作業をお手伝いさせていただいたのですが、そのときの作業について、記録ビデオを用いて解説しました。

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【「飛燕」羽布張り編のスポット・ガイドの様子】
 

今回のガイドでは、今年1月23日に東京・上野の東京文化財研究所で開催された公開研究会「航空資料の保存と活用」での、元・日本航空協会職員・長島宏行さん(「飛燕」二型6117号機の羽布張り作業を主導されました)の発表資料から、許可をいただいて写真を使用させていただきました。有難うございました。

【宣伝】
「飛燕」二型6117号機の操舵面の羽布張り復元については、一財)日本航空協会が編纂した書籍
『三式戦闘機「飛燕」二型6117号機の記録』に詳しく記載されています。

https://www.aero.or.jp/publication/heritage/hien_6117_uncovered/

同書籍は、当館のミュージアムショップでも販売されていますので、是非是非読んでいただきたいです。
定価11,000円とお値段は張りますが、それ相応にとても充実した内容ですよ!

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【ミュージアムショップで販売中(写真の真ん中の本)で~す】
  

今月下旬のボランティアによるスポット・ガイドは、他のイベントとバッティングとなるため、お休みです。
次回は、来月4月14日(日)を予定しています。

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2024年3月 9日 (土)

展示機維持活動・US-1AとP-2Jの点検(2024年3月)

3月ということで、昨年12月以来となる屋外展示機維持活動を再開!

・・・と張り切っていましたが、今日に限ってめっちゃ寒い。風も強いし!

US-1Aの機内に溜まった雨水抜き&機内の換気とP-2Jの点検を行う予定でしたが、
US-1Aの雨水抜きに留めました。

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【US-1Aの機内床下に溜まった雨水をポンプで抜いています】
 

次回の展示機維持活動は、3月23日(土)を予定します。

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2024年3月 5日 (火)

さよならOH-6J・31081号機 陸上自衛隊に返納

1996年3月の開館以来、ヘリコプター操縦シミュレータとして運用されてきたOH-6J観測ヘリコプター・31081号機がその役目を終え、機体の貸付元である陸上自衛隊に返納されることになり、本日、博物館からの搬出作業が行われました。

本展示機はOH-6J実機の操縦席から模型ヘリコプターを操縦できるというもので、操縦桿やペダルの操作によりメイン・ローターやテール・ローターのピッチ変更機構の動きも見ることができるという、ヘリコプターの飛行のしくみを学べる教材機でした。

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【在りし日のヘリコプター操縦シミュレータ用OH-6J・31081号機】
 

2020年以降には、制御装置や模型ヘリコプターの老朽化による故障が頻発するとともに、コロナ禍による体験型展示の運用休止があり、操縦シミュレータとしての稼働が停止されていましたが、今年から新たにBK117ヘリコプターをベースにしたVRヘリシミュレータが導入されることになり、それと入れ替えでお役御免となったのでした。

当博物館からの返還後は、岡山県の陸上自衛隊駐屯地で展示されるとのことです。

この日は休館日だったのですが、本展示機はボランティアの方々が操縦のインストラクターを担っていたということ、私も2018年の大規模リニューアルにあたっての展示プランに深く関わらせていただいた思い入れのある展示機でしたので、
特別に許可をもらって、ボランティアも機体の搬出作業と見送りに立ち会わせていただきました。

今日でお別れということなのか、天気は朝から涙雨です(T_T) 加えて、今日に限ってめっちゃ冷えるし!

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【雨が降る中、搬出のため収蔵庫から引き出されたOH-6J・31081号機】
 

昨年末に設置されていたA4ゾーンから撤去され、今日まで収蔵庫内で保管されていました。
28年間に渡り、ヘリコプター操縦シミュレータとして、またヘリコプターの操縦系統のしくみを知るための教材として活躍してくれました。
他に例のない、珍しい展示機でしたね。

機体搬出のための分解作業(テール・ブームの取外し等)とトラックへの積み込みは、陸上自衛隊の方々が来館されて行われました。

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【操縦インストラクターを務められたボランティア松尾さんが作業を見つめる】
 
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【トラックの荷台に積むために、テール・ブームが取り外されました】
 

あらためて明るい屋外で機体を見ると、機体の状態としては損傷している部分はなく、まだまだ全然イケているし、
操縦シミュレータとしての維持は無理でも、来館者が触れられる教材機としての使い道もあったのではなかったか、
OH-6は大きさ的にも手頃で、ヘリコプターの構造や操縦系統を学ぶにはうってつけの機体だったのではないか?
VRヘリシミュレータを新設してみても、A4ゾーンにはまだOH-6なら十分置けるエリアがあるではないか、
はたして今後、このような手頃な教材機を手に入れようと思ったらできるのだろうか??
・・・との思いが今更ながら沸々としてきた。

昨年9月にヘリ・シミュレータ用OH-6J展示場から撤去・陸上自衛隊に返納することになったとの話しを聞かされた時、操縦シミュレータとしては古くなって維持が大変だっていうし、進んで操縦インストラクターをやるボランティアも居なくなったし、OH-6は新型式ローター・システム実験機が展示されてることだし、まぁ撤去は仕方ないよなぁ・・・程度にしか感じなかったのですが、

いよいよ搬出の日時が決まったとの連絡があったとき、急に名残惜しくなってきてしまいました。

あのとき、なぜ撤去に反対の意見をしなかったのか、まだ活用の方法はありますよ!と、強く主張しなかったのか。

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【クレーン車で吊り上げられて、トラックに載せられました】
 

積み込み作業にあたられた陸上自衛隊員の方々が「それでは、これで引き上げますので」と挨拶をされて、トラックのエンジンが掛かって・・・

ああぁ、OH-6Jが行っちゃうよぉおお~。

・・・当展示機に関わられ今では故人となられたボランティアの方々のこと・・・操縦インストラクターを務められた森さんや岩崎さん、ヘリコプター整備のイロハを教えてくださった石黒さん達との思い出、2017年のリニューアル委員会では「ヘリ・シミュレータはボランティアの方々の生き甲斐なので、ちゃんと展示してやってください」と論陣を張って展示構想図を描いて提示したことなどが、走馬灯のように想い出されて・・・

後悔と名残惜しさがごちゃまぜになって、目がウルウルしてきちゃった。

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【OH-6Jが博物館の通用門を出ていきます・・・】
 

冷たい雨の降りしきる中、博物館の通用門から出ていく陸自のトラックを小さな子供のように追いかけて、全力疾走しちゃいました。
博物館南の交差点を曲がって見えなくなるまで手を振りました。

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【OH-6J・31081号機、各務原からドナドナ(?)されていきました】
 

長い間ありがとう!さようなら、OH-6J・31081号機! 岡山でも達者でなー!! 見に行くから!!! (T^T)/∼

 

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2024年3月 2日 (土)

2024年3月度ボランティア・グループ月例会 他

空宙博ボランティア・グループの3月度月例会が行われました。

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1. 博物館からの連絡事項
・今年度最後の月例会となりました。
 展示機維持活動、スポット・ガイド、紙飛行機&かさ袋ロケット、搭乗体験や機内公開等、幅広くご支援いただき本当に助かりました。
 来年度も引き続きよろしくお願いします。
・2月の来館者は昨年同時期に比べてかなり多くなり、2019年のレベルに回復したといえます。
・2月のイベント: 「親子で読もう!空宙博おすすめ本」は2/19(月)に終了。 読書以外でもジグソーパズルや塗り絵などを楽しむ親子連れが多かった。 2/17(土)の「大人のための空宙博セミナー(STOL実験機「飛鳥」編)」は遠方からの来館者も多く、好評でした。
「そらはくフォトコンテスト作品展」は2/24(土)で投票が〆切られ、3/9(土)に表彰式が行われます。作品展示は5/20(月)まで。
・3月のイベント: 3/2(土) 講演会「『ゴジラ-1.0』震電計器板担当者の裏話を写真と動画で語る」を開催します。
 T-3搭乗体験は 3/16(土) 10:30~11:30、13:30~14:30に予定。また、YS-11機内特別公開を 3/24(日) 13:30~15:00に予定します。
 3/23(土)~ リニューアル6周年イベントを開催、企画展「宇宙のきぼう 未来の宇宙生活への挑戦」や講演会など、多くの催しが予定されています。
・ヘリコプターVRシミュレータの導入について: 報道がされましたが、現在調整中であり運用開始はおって案内されます。 なお、VRゴーグル装着の関係で、利用者を13歳以上に制限しますので注意方(13歳未満の児童は、斜視になる恐れがあるため)。
・3/3(日)は各務原シティマラソンで周辺道路が交通規制されるため、臨時休館となります。
・新企画棟工事関係: 3/11~4月下旬までA3ゾーンのトイレが使用不能となる。 しばらく不便になりますが、来館者には他のトイレを案内していただきたい。展望デッキも9/20まで立入禁止です。
・スポット・ガイドの調整: 3月は10(日)のみ。24(日)は他イベントとバッティングのため無しです。
・ボランティア登録の更新(来年度の活動継続の意思確認)について、3月末までに応募用紙を提出願います。

2. ボランティア「活動の手引き」の改定案について
年度末ということで、新年度の「活動の手引き」改定案について連絡。
展示場での携帯電話の私用通話禁止、ガイド時の展示機の取扱いルール、共用PCの使用要領の追加 等。

3. 前月度の活動報告
・紙飛行機教室の支援:2月は開催はありませんでした。
・かさ袋ロケット教室の支援: 2/3(土)、17(土)に実施。 
・T-3操縦席搭乗体験: 2/17(土)に実施。 満員御礼でした。
・スポット・ガイドの実施:
 2/11(日) 「航空機の黎明期」、ISS「きぼう」、T-3、「各務原のヘリコプター」
 2/25(日)  国産練習機、ISSからSLIMへ、T-2 CCV、これからの宇宙探査
・屋外展示機維持活動: 2月中は活動休止。3月より活動再開の予定です。

4. ボランティアご意見箱
・航空宇宙技術遺産の表示について
・S3ゾーン宇宙服の金色バイザー表面に汚れ報告
・BK117A-4の搭乗階段の「入口」「出口」の表示についての意見
・US-1Aの右エルロンと主翼の間(ヒンジ部分)にスズメが営巣しており、糞害の恐れあり
・・・等々

5. ボランティア勉強会:
今回の勉強会は1/23(火)に東京・上野の東京文化財研究所において、航空機やその歴史に関する資料を文化財として保存活用する道を探る公開研究会「航空資料の保存と活用」に、空宙博ボランティア・グループから私と水野さんが聴講しに行ってきたので、その報告会を行いまし・・・

・・・の予定でしたが、水野さんが体調不良で急遽欠席、私も発表資料のプレゼン用データを家に忘れてくる(!)という大失態で、ドタキャンという事態に。

うわーん、ごめんなさ~い (T_T)

急遽、報告会の代わりとして、
「飛燕」の展示などでお世話になっている、一財)日本航空協会 航空遺産継承基金事務局の苅田さんによる、日本初の動力飛行日の謎に迫る「1910年12月の日野、徳川両大尉の初飛行をめぐる考察」を紹介。
当館には、日野大尉が飛行を行ったハンス・グラーデ単葉機のレプリカが展示されていますしね。

 
 

ドタキャンになった東文研公開研究会「航空資料の保存と活用 」の聴講報告会は、来月あらためて仕切り直しということにしました。
とほほ・・・

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次回のボランティア月例会は2024年度ボランティア・グループ総会を兼ねて、4月6日(土) 10:00~の予定です。

 

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午後は、当館の特別アドバイザーで十二試艦上戦闘機実大模型の監修者である、大戦機修復家の中村泰三さんの講演会が催されました。

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映画「ゴジラ-1.0」中にでてくる旧・日本海軍の異形の試作局地戦闘機「震電」の計器板の考証と製作に関わられたとのことで、
その製作と映画の撮影秘話について1時間15分、講演をしていただきました。

ちなみに、この撮影に使われた「震電」実大模型は、福岡県の大刀洗平和記念館に展示されています。
・・・大刀洗には昨年夏に訪問したのですが、あの「震電」がゴジラ映画に使われたものだったとは思わなんだ(^_^;

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【大刀洗平和記念館に展示されている「震電」実大模型】
 

講演の終了後には、A2ゾーンで約30分間、「飛燕」二型6117号機の日本航空協会による調査協力内容と十二試艦上戦闘機実大模型に関するスポットガイドと質疑応答も行われ、こちらも大変盛況でした。

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【A2ゾーンでの「飛燕」&十二試艦戦のスポットガイドの様子】

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