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2024年8月25日 (日)

ボランティアによるスポット・ガイド(2024年8月25日)

今日はボランティアによる展示機スポット・ガイドの日です。

本日のスポット・ガイドは、午後から特別企画展の講演会があるため午前中のみ。
BK117ヘリコプター と 太陽系のお話し です。

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本日の一番目、「初飛行45周年・BK117ヘリコプター」のボランティア・ガイドは横田さん。 
BK117が日本で初飛行した1979年8月で、今年はそれから45周年になります。
A2ゾーンの岐阜試験場BK117A-4の前で、BK117の開発の経緯や機体の特徴、ドクターヘリや消防、警察、報道などでの活躍を解説されました。


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【BK117ヘリコプターのスポット・ガイドの様子】
 

続いて、「太陽系のお話し(奇跡の地球)」 のスポット・ガイドは岩本さん。

S5ゾーンで太陽系の各惑星などについてお話しされました。


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【「太陽系のお話し」のスポット・ガイドの様子】
 

次回のボランティアによるスポット・ガイドは、9月8日(日)を予定しています。
 

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午後は特別企画展「岐阜かかみがはら航空宇宙産業100年史」関連イベントの一つ
「航空エンジニアのお仕事」講演会が開催されました。
講師はボーイングジャパン株式会社のギャビン・ストッカスさんです。

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(講演中は撮影禁止となっていましたので、講演開始前の写真です)
 
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屋外展示機YS-11の再塗装工事の状況です。

接近中の台風10号に備えて、塗料の飛散防止ネットが一部外されていて、塗装中の機体が見れました。
大きな塗装作業は概ね完了に近い感じで、残すは機体各部の細かいステンシルなどを残すのみといったところでしょうかね。

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2024年8月18日 (日)

講演会「かかみがはらを巡る航空宇宙産業100年史」

今日は、開催中の特別企画展「岐阜かかみがはら航空宇宙産業100年史」でのイベントのひとつ、

講演会「かかみがはらを巡る航空宇宙産業100年史」が催されました。

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講師は、川崎重工業の元岐阜工場長であられた榊達朗さんです。
私は榊さんのご指名で、昨年9月の「日仏航空史とサルムソン2A2」 講演会と同様、講演中のアシスタントを務めさせていただきました。

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【講演会の様子】
(講演中は撮影禁止となっていましたので、講演開始前の写真です)
 

講演では、日本の航空産業の成り立ちから現在に至るまでの100年あまりの出来事について、約1時間、お話ししていただきました。
また、講演後の質疑応答では、飛行機設計の恩師である土井武夫さん(「飛燕」戦闘機の主任設計者)との思い出話や、P-2J、C-1開発の時の苦労など貴重なお話しを伺うことができました。

 

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2024年8月17日 (土)

T-3初等練習機・搭乗体験(2024年8月)

月イチのT-3初等練習機の操縦席搭乗体験が空宙博ボランティア・グループの支援のもと行われました。

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午前中10:30~11:30、午後は13:30~14:30まで各1時間で30人(整理券配布、先着)づつ、前席に座ってもらい解説や記念撮影を行いました。


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【T-3搭乗体験の様子】
 
T-3は、2008年にボランティア・グループの提案によって借受・展示がなされたという背景があり、ボランティアとしても思い入れのある展示機です。

http://koyama-s.la.coocan.jp/KASM_volunteer/workshop/080726/080726.html

展示機体の傍らでは、大型モニターで博物館搬入時の写真スライドショーも行いました。

次回のT-3操縦席搭乗体験は、9月21日(土)を予定しています。

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屋外展示機YS-11の再塗装工事の状況です。

今週はお盆期間中で塗装作業もお休みだったのか、ぱっと見では先週から大きな変化はみられません。

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2024年8月10日 (土)

一式陸上攻撃機のプロペラが展示されました 他

ボランティア活動ではありませんが、

館内A2ゾーンに、旧日本海軍の一式陸上攻撃機のプロペラが新たに展示されました。

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【A2ゾーンに展示された一式陸上攻撃機のプロペラ】
 

このプロペラは、千葉県船橋市沖の東京湾に沈んでいた一式陸上攻撃機二二型のもので、1979年6月に引き上げられたもの。
引き上げ時には他の機体部分も引き上げられ、その時の写真に"三菱12002"との番号がステンシルされているのが確認できましたので、このプロペラは、一式陸上攻撃機二二型(二二型は三菱重工水島製作所で作られた機体が製造番号12000番台とされています)のものと推定されます。

引き上げ後、千葉県八千代市にあった模型店「マニアホビー」が引き取り、店先に永らく置かれていましたが(私も見に行きました)、昨年、岐阜かかみがはら航空宇宙博物館に寄贈され、収蔵庫公開の際にご覧になった方もおられるかと思いますが、この度晴れて展示場の常設展示となりました。

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【マニアホビーに置かれていた頃の一式陸攻プロペラ】
 

プロペラの手前には、このプロペラとともに引き上げられた「火星」空冷星形14気筒エンジンの減速機の遊星歯車も一緒に置かれています。
(遊星歯車は、展示キャプションにはプロペラの付属品のように書かれていますが、プロペラではなくエンジン側の部品ですので、誤解なきよう)
海中に沈んでいたことや屋外に長く置かれていたこともあり、かなり腐食が進んでいますが、現存数の少ない貴重なプロペラです。
空宙博のプロペラ単体の展示物は2翅のものばかりなので、3翅以上のプロペラが欲しかったんですよね。

このプロペラの収蔵には一枚噛ませてもらっていましたが、ちょうど新型コロナウィルス感染症の影響等で予算的に厳しい状況で輸送費の捻出が難しくなったりして収蔵が危ぶまれたのですが、なんとか展示にこぎつけることができました。

空宙博のプロペラ単体の展示物は2翅のものばかりなので、3翅以上のプロペラが欲しかったんですよね。 私、本業ではプロペラ整備も担当してるもので (^_^;
わがままを聞いてくださった博物館関係者の皆さんには大変感謝しています。

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全日本空輸(株)ANA整備センター教育訓練部の町田政浩氏による講演会「ANA整備担当者が語る!B787の秘密」が開催されました。

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今回の講演では、ボーイング787旅客機の特徴や従来の旅客機との違い、技術進歩の流れ、航空機整備の仕事の楽しさ、航空産業で働く魅力について、1時間ちょっとお話しいただきました。

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(講演中は撮影禁止となっていましたので、講演開始前の写真です)
 

個人的には、ボーイング787において従来機になく大規模に導入された複合材製の機体構造の整備・修理の苦労や、ANAにおけるエンジン交換作業の時間短縮の改善(それまで12時間掛かっていたエンジン交換を7時間でできるようにした)のお話しや映像に興味を持ちました。

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屋外展示機YS-11の再塗装工事の状況です。

塗装作業がかなり進んでいました。胴体の塗装はほぼ完了といった感じでピカピカです(ちょっとピカピカすぎやしないかい??)。

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2024年8月 3日 (土)

2024年8月度ボランティア・グループ月例会

7月18日から2週間イギリスの航空博物館めぐりに行っていましたので、ブログ更新が滞っていました。
(イギリス旅行の話は追々やっていきますということで・・・(^_^; )

空宙博ボランティア・グループの8月度月例会が行われました。

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1. 博物館からの連絡事項
・まだまだ暑い日が続きますが、くれぐれも体調には気を付けて活動いただきたく思います。
・7 月の来館者は例年や先月と比べても多くの方に来館いただけました。
・イベント関連: 7/13(土)からは特別企画展「岐阜かかみがはら航空宇宙産業100 年史」が始まり、講演会や教室も例年よりも多くの予約が入っている状況。
夏休み向け企画としてMR を使った「ISS を観察しよう」を毎週土日に実施します(9/1(日)まで)。
7/20(土)からVR ヘリ・シミュレータの中級コ-スを開始。 今月は紙飛行機とかさ袋ロケット教室を合わせて8回開催する予定なので、無理のない範囲で御支援いただきたく、よろしくお願いします。
・8 月のスポット・ガイドは、11(日)と25(日)を予定するが、館の催しと競合するので午前中のみとなります。 9 月は8(日)と22(日)ですが、ガイド役が特定メンバーに偏っているので、皆さんの積極的な参加を御願いします。
・YS-11 機内特別公開は、機体再塗装工事中のため休止とします。 再開は再塗装完了後10 月になりそう。
・T-3 操縦席体験は8/17(土)10:30~11:30、13:30~14:30 を予定(従来通り)。 9 月は21(土)の予定です。最近は特に問題は起きておらず順調に実施できているので、今の要領で問題ないと考えています。

2. 前月度の活動報告
・紙飛行機教室支援: 6月は実施なし。
・YS-11 機内公開: 再塗装工事及び猛暑の状況であるので実施せず。
・T-3 操縦席搭乗体験: 7/20(土)に実施。 特に問題なく、好評であった。
・スポット・ガイドの実施:
 7/14(日) 航空機の黎明期、BK117P5、国産練習機(岸)、太陽系のおはなし
 7/28(日) ライト・フライヤー、人力飛行機、F-4EJ改、人工衛星
 スポット・ガイドの解説時間は、来館者の移動時間等を考慮し、概ね20 分以内に収めるように配慮願います。
・屋外展示機維持活動: 7/13(土) US-1A 水抜きとP-2J 点検を実施、7 月下旬~8月中は猛暑のため活動休止します。

3. ボランティアご意見箱
・VR ヘリ・シミュレータはインターネット上からしか申し込みができないが、当日の空き枠がある時は、現場での申し込みが出来るようにならないか?
・A2 ゾーン展示の、九二式重爆プロペラの展示キャプションの寸法表記について
・新企画展棟工事に伴う屋上展望台の立入禁止の周知方法について
・館内の説明文には英語の表記があるが、案内標識には無い。 せめて英語、出来れば中国語も追加しては如何か?
・・・等々

4. ボランティア勉強会:「JAL123 便事故の一考察」
今回は、ボランティア・メンバーの岸さんから、一機体で最大の犠牲者が出た墜落事故の調査報告書を元に、事故の概要等を説明してもらいました。 この様な事故が起きないような個人的な提案が示されたほか、羽田の日本航空安全啓発センターについての紹介もありました。

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【ボランティア勉強会の様子】
 

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次回のボランティア月例会は、9月7日(土) 10:00~の予定です。

 

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3週間ぶり、屋外展示機YS-11の再塗装工事の状況です。

旧塗装の研磨除去が終わり、塗装作業が進められていました。

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