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2025年10月26日 (日)

ボランティアによるスポット・ガイド(2025年10月26日)

今日はボランティアによる展示機スポット・ガイドの日です。
・・・この日は私は所用でボランティア支援はお休みしましたので、写真はボランティア・メンバーの方々から頂いたものです。

今回のスポット・ガイドのメニューは、
午前中に 『NAL式STOL-1型「飛鳥」』と 『よみがえる銀翼 富士T-1ジェット機』、
午後に 『空を飛ぼう「飛鳥の揚力天秤」』と『零戦の計器の運用』です。

本日の一番目、『NAL式STOL-1型「飛鳥」』 のボランティア・ガイドは岸さん。 
A3ゾーンのSTOL実験機「飛鳥」前での解説です。
 

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【『NAL式STOL-1型「飛鳥」のスポット・ガイドの様子
 

続いて、『よみがえる銀翼 富士T-1ジェット機』のスポット・ガイドは鰐部さん。
A2ゾーンのT-1Bジェット練習機前での解説です。
 

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【『よみがえる銀翼 富士T-1ジェット機』のスポット・ガイドの様子】
 

午後の『空を飛ぼう「飛鳥の揚力天秤」』のスポット・ガイドは高木さん。
A3ゾーンSTOL実験機「飛鳥」前での解説でした。
 

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【『空を飛ぼう「飛鳥の揚力天秤」』のスポット・ガイドの様子】
 

本日最後の『零戦の計器の運用』のボランティア・ガイドは岩本さん。
A2ゾーンの零戦と飛燕の計器盤展示ケース前での解説でした。
 

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【『零戦の計器の運用』のスポット・ガイドの様子】
 

次回のボランティアによるスポット・ガイドは、11月9日(日)を予定しています。

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2025年10月25日 (土)

YS-11機内特別公開(2025年10月)/「飛鳥」重要航空遺産認定証授与式 等

今日はいろいろとてんこ盛りな一日です。

まずは空宙博ボランティア・グループの屋外展示機維持活動と、月イチのYS-11機内特別公開支援です。
 

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YS-11機内特別公開は通常は午後の実施なのですが、今日は午後14:30から当博物館のシンボル展示機でもある
低騒音STOL実験機「飛鳥」が今年6月に(一財)日本航空協会が認定する重要航空遺産に選定されましたが、その認定証の授与式が行われるため、
午前中の実施となったという具合です。

最初に、展示機維持活動として、YS-11の機内清掃を行った後、
10:30~12:00までYS-11機内特別公開が、ボランティア・グループの支援の下、行われました。
 

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【YS-11機内特別公開の様子】
 

今日は微妙な空模様で、機内公開中に雨が降り出すといけない・・・ということで、YS-11のエンジンナセルを開放してエンジンを見せるサービスは取りやめました。

天気がイマイチだったのと、土曜日午前中の実施ということで見学者が少ないかと心配しましたが、終わってみれば300人超の見学者がありました。
ご支援いただいたボランティアの皆様、有難うございました。

次回のYS-11機内特別公開は、来月11月8日(土)午後を予定しています。
 

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館内では、開催中の低騒音STOL実験機「飛鳥」初飛行40周年記念企画展の付帯イベントのひとつ、
『低騒音STOL実験機「飛鳥」初飛行40周年に寄せて」講演会(11:00~12:15)が催されました。
講演者は当時、川崎重工業の従業員として「飛鳥」プロジェクトに関わられた飛永佳成さん(元・日本飛行機社長)です。
 

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・・・だけど、私らボランティアは、YS-11機内特別公開の支援とかち合ってしまったので、講演会聴講は泣く泣く断念でした・・・キキタカッタケドナー、シクシク(;_;)
 

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さて、本日の重要イベントである、低騒音STOL実験機「飛鳥」重要航空遺産認定証授与式の模様です。
 

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重要航空遺産とは、(一財)日本航空協会が、航空機を始めとする日本国内の航空に関連している歴史的遺産の中で、技術的・文化的に高い価値を持つと認定するものです。
重要航空遺産の詳細については、下のリンク先を参照くださいませ。

重要航空遺産 一般財団法人日本航空協会 航空遺産継承基金

一般財団法人日本航空協会  航空遺産継承基金 「重要航空遺産」認定規定

重要航空遺産 低騒音STOL実験機「飛鳥」解説 一般財団法人日本航空協会 航空遺産継承基金 

(私も航空遺産継承基金の賛助員として、設立当初から協力させていただいておったりします)
 

岐阜かかみがはら航空宇宙博物館の展示機としては、2014年のUF-XS実験飛行艇とサーブ・サフィール91B改X1G、2023年の三式戦闘機二型「飛燕」につづく、4機目の重要航空遺産認定となります。
いずれは「飛鳥」も選ばれることになるとは思っていましたが、いや~ナガカッタナ~。

館内A3ゾーン北の「飛鳥」展示前では、14時過ぎから授与式のセッティングが始まりました。
 

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【「飛鳥」前で博物館スタッフが授与式の会場準備中】
 

こちらが重要航空遺産の認定証と記念の盾です。
認定証は、機体の所有者であるJAXA(宇宙航空研究開発機構)に与えられるのですね。
※ 「飛鳥」はJAXAから各務原市に無償貸与されて、航空宇宙博物館に展示されています。
 

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【「飛鳥」の重要航空遺産認定証です】
 
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【「飛鳥」重要航空遺産の記念の盾です】
 
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【授与式の準備が整いました】
 

14:30から授与式が始まりました。
まず日本航空協会の植木義晴 会長からご挨拶と重要航空遺産についての説明がされました。

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【日本航空協会・植木会長の挨拶】
 

続いて、「飛鳥」の開発元であり所有者であるJAXAから、伊藤 健 航空技術部門長代理からご挨拶。
「飛鳥」で実験された様々な技術と「飛鳥」プロジェクトの意義についてアツく語られ、私もちょっと感激しちゃった。
 

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【JAXA航空技術部門・伊藤代表代理の挨拶】
 

最後に、「飛鳥」を借受けて空宙博を運営・展示している各務原市を代表して、浅野健司 各務原市長よりご挨拶。
 

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【浅野各務原市長の挨拶】
 

お三方の挨拶が終わった後、認定証の授与が行われました。
 

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【植木会長から伊藤代表代理に認定証の贈呈】
 
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【植木会長から浅野市長に記念の盾の贈呈】
 
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【「飛鳥」重要航空遺産認定証授与式、記念撮影です】
 

・・・この認定証授与式に、今年夏に急逝された、市営の博物館困窮時代に館長を務められ、荒廃しかけていた「飛鳥」を守ってくれた長浦淳公さんが居られなかったのが残念でなりません。
・・・長浦さん、貴方が望んでいた「飛鳥」がようやく重要航空遺産に認定されましたよ、苦労もしましたけれど「飛鳥」が良好な状態で今日の日を迎えられたのは、長浦さんのお陰です。これからも天国から見守っていてくださいね (;_;)
 

さあ、我が国の航空宇宙技術の発展に寄与した機体を数多く収集・展示している岐阜かかみがはら航空宇宙博物、
次に重要航空遺産に選ばれる展示機は何になるでしょうか!?

 

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2025年10月18日 (土)

T-3初等練習機・搭乗体験(2025年10月)

月イチのT-3初等練習機の操縦席搭乗体験が空宙博ボランティア・グループの支援のもと行われました。
 

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午前中10:30~11:30、午後は13:30~14:30まで各1時間で30人(整理券配布、先着)づつ、前席に座ってもらい解説や記念撮影を行いました。
私は午前中のみの支援でしたが、先週が岐阜基地航空祭で大賑わいだった反動なのか?今日は来館者が少ない感じで、整理券には比較的余裕がありました。
 

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【T-3操縦席搭乗体験の様子】
 

T-3は、2008年にボランティア・グループの提案によって借受・展示がなされたという背景があり、ボランティアとしても思い入れのある展示機です。

https://koyama-s.la.coocan.jp/KASM_volunteer/workshop/080726/080726.html

展示機体の傍らでは、大型モニターで博物館搬入時の写真スライドショーも行いました。

次回のT-3操縦席搭乗体験は、11月15日(土)を予定しています。

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2025年10月13日 (月)

低騒音STOL実験機「飛鳥」機内特別公開

企画展棟で開催中の低騒音STOL実験機「飛鳥」展の関連イベントとして、同機の機内特別公開が行われました。
「飛鳥」の機内公開は、昨年春の「大人のための空宙博セミナー」の際に実施して以来1年半ぶりです。

1996年3月の博物館開館から2016年9月の大規模リニューアル工事休館となるまでの20年間、「飛鳥」は常時機内公開されていましたが、
一時期の無節操な公開によって機内装備品の破損・盗難など悲しい事態が起こり、荒廃が進んでしまった(!)ため、

貴重な産業遺産である「飛鳥」を保護する観点から、リニューアル後は機内公開は通常は行われていません。
今となっては「飛鳥」の機内を見学できる貴重な機会といえますね。
 

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今回は10:30~12:00までと13:30~16:00まで(午後15:00までの予定でしたが、午前中の見学希望者が多かったことから、急遽1時間延長になりました)、1グループ5人づつとし、1グループずつ約10分間、「飛鳥」の機内を見学するというもの。(学芸スタッフからの事前解説約5分、機内見学約5分)

我々ボランティアは機内での監視と見学者からの質問対応を支援しました。
 

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【低騒音STOL実験機「飛鳥」機内公開の様子】

無事に機内特別公開終了。 ご支援いただいたボランティアの皆様、ご苦労様でした。

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低騒音STOL実験機「飛鳥」についてお勧めの読み物はこちらです↓(PDFファイルです)
『STOL実験機「飛鳥」関係者が綴る20年目の思い』
開発/飛行実験に携わった方々の回想記です。 読み応えありですよ!
(掲載にあたり編集人の許可取得済)

 

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2025年10月11日 (土)

岐阜基地航空祭2025 前日です/展示機維持活動/ボランティアによるスポットガイド(2025年10月11日)

明日10/12(日)は博物館のお隣、航空自衛隊岐阜基地の航空祭です!

 

我々空宙博ボランティアは毎月第二土曜日は屋外展示機維持活動を計画しているので、今日はYS-11の水洗いを予定・・・

・・・していたのですが台風23号の影響か、お天気がイマイチで朝から小雨がぱらつく空模様です。大丈夫かしらん?

 

また、今年は新たな試みとして博物館の駐車場は事前予約制ということだったのですが、朝から周辺道路は渋滞が始まっていました。
 

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【今年は博物館駐車場は事前予約が必要でした】
 

小雨がぱらつく天気ということで、開館前に博物館屋上展望デッキは閉鎖が決まってしまいました。残念!
 

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【屋上展望デッキは降雨のため閉鎖になっちゃっいました】
 

航空祭前日の混雑予想に加え、天気もイマイチだったこともあってか、ボランティアさんらの集まりがよくない(^_^;
10時からは航空祭予行でF-15J戦闘機とF-2A支援戦闘機の機動飛行があるということで、多くの来館者が集まっていました。
YS-11の水洗いは9:30開始を予定していましたが、機動飛行が終わる10:30頃まで様子を見ようということにしました。
 

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【10時頃にはF-15JとF-2Aの機動飛行がありました】
 

F-15JとF-2Aの機動飛行が終わった時点でも、小雨がぱらついている状況でしたが、ボランティアさんらも集まってきたし折角なので、水洗いはせずとも手の届く範囲・・・胴体下半分(灰色塗装部分)を雑巾とモップで水拭き掃除をしようとなりました。
 

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【YS-11の胴体の水拭き清掃を行いました】
 

昨年の全面再塗装の効果もあるのか、雑巾がけでも十分キレイになりました!
でも、改めて水洗いはやりたいと思います。
 

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【ご支援頂いたボランティアの皆さん、有難うございました】
 

また、航空祭前日なので、毎年恒例になっている、YS-11とP-2Jのエンジン・ナセルを開放サービスを実施しました。
 

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【YS-11は今日は右舷のエンジン・ナセルを開放しました】
 
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【P-2Jも右舷のメインエンジンと補助エンジンのパネルを開放】
 

多くの来館者の方々が興味深く眺めておられました。
やっぱたまにはエンジン・ナセルを開けて中のエンジンを見せるのもいいですよね (^_^)v

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午後にはボランティアによる展示機スポット・ガイドが行われました。

ボランティアのスポット・ガイドは通常、毎月第2日曜日と第4日曜日に行われるのですが、明日12日は岐阜基地航空祭当日でボランティアの対応が難しいということもあり、前倒しして今日にしたという次第。

本日のスポット・ガイドのメニューは、
『よみがえる銀翼・T-1Bジェット練習機』と『川崎P-2J対潜哨戒機』の二本立てです。
 

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本日の一番目、『よみがえる銀翼・T-1Bジェット練習機』 のボランティア・ガイドは鰐部さん。
A3ゾーンのT-1展示機前での解説には、大勢の来館者が聞き入っていました。
 

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よみがえる銀翼・T-1Bジェット練習機』のスポット・ガイドの様子】
  

『川崎P-2J対潜哨戒機』のボランティア・ガイドは、私めが担当。
エンジン・ナセルを開放してエンジンが見えるようにしていたので、それらを織り交ぜて機体各部の解説を行いました。
屋外展示の機体前でのガイドということでお天気が心配でドキドキしながらでしたが、解説中はなんとか雨に降られずに済みました。
・・・スポットガイドが終わったら、ザーッと雨が降って来たんですけど (^_^;
 

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【『川崎P-2J対潜哨戒機』のスポット・ガイドの様子
 

次回のボランティアによるスポット・ガイドは、10月26日(日)を予定しています。

 

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2025年10月 4日 (土)

2025年10月度ボランティア・グループ月例会

空宙博ボランティア・グループの10月度月例会が行われました。
 

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1. 博物館からの連絡事項
・9月の来館者は昨年より約2,500人減。 要因として昨年は雨天が多く、来館者が多かったためと思われる(雨の日は来館者が増える傾向あり)が、年度合計ではプラスで推移中です。
・イベント関連: 10/18、19に岐阜メモリアルセンタ-で催される「ねんりんピック岐阜2025」に当館も出展する。
 「飛鳥」機内特別公開を10/13(祝) 10:30~12:00、13:30~15:00を予定、ボランティアの支援をお願いします。
 10/23(木) 当館にて市内中学生の職場体験があります。
 また、10/24(金)~11/16(日)まで岐阜県庁1階のギャラリーにおいて、当館PRとして写真の展示等を行います。
・10/25(土)14:30~ STOL実験機「飛鳥」の重要航空遺産の認定証授与式が執り行なわれる予定です。贈呈式にはボランティアの皆さんも出席いただきたい。
・10/11(土)、12(日)は基地祭に関連し一般駐車場は事前予約制となります。
 一般客への告知として、周辺への迷惑になるので駐車場開門(*時)までは来ないよう明記すべき、との提案あり。
・スポット・ガイドの調整: 10月は11(土)(午後のみ)と26(日)を予定。 11月は9(日)と23(日)を予定。
・YS-11機内特別公開: 10/25(土) 10:30~12:00を予定。 当日午後は「飛鳥」重要航空遺産認定証贈呈式があるため、午前中の実施とします。
・T-3搭乗体験: 10/18(土) 10:30~11:30、13:30~14:30(午前午後 各30人)、11月は15(土)を予定。
・イベント等の支援可否の回答は、イベント実施可否と告知に係わるので、必ず全員が回答を御願いします。

2. 前月度の活動報告
・紙飛行機教室支援: 9月は開催ありませんでした。
・YS-11機内公開: 9/28(日)午後に実施、当日は「空の日」イベントもあって見学者数550人と盛況でした。
・T-3操縦席搭乗体験: 9/20(土)に実施。 午後に外国人来館者の搭乗対応でモタツキあり、対策必要?
・スポット・ガイドの実施:
 9/14(日) 二枚羽根の飛行機、飛行場のはじまり、零戦の計器、飛燕エンジン
 9/28(日) T-2 CCV、最近の国産機、T-3
・屋外展示機維持活動: 活動再開、9/27(土) V-107A、YS-11、US-1A、P-2Jの機内換気&点検、水抜きを実施。 US-1Aの水抜き作業において怪我発生、対策を検討中。

3. 展示機維持活動作業中の安全対策について

4. ボランティアご意見箱
・T-3初等練習機ペーパーモデルについての要望について
・・・等

5. ボランティア勉強会:『プレゼンテーション基礎講座』
ボランティアによるスポット・ガイドでの展示機説明で、プレゼンソフトを使った解説を行うボランティア・メンバーが増えてきているので、プレゼンテーションのイロハについての講義を行いました。

6. ボランティア岩本さんの訪米報告・速報版
ボランティア岩本さんが、先月下旬に米国ワシントン州の航空博物館Museum of Flightを訪問されたとのことで、その速報をしてもらいました。来月の月例会で詳細報告をしていただく予定です。

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次回のボランティア月例会は 11月1日(土) 10:00~の予定です。

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